« 3563 堂々巡り | トップページ | 3565 徒然に »

2019年3月 7日 (木)

3564 地産地消

この表題では、それこそ何度となく投稿しましたが、改めてその重要性を記しておきます。地産地消は、最初は食糧に関して唱えられたと記憶しています。その土地で採れた、コメや野菜などの産物を、徒に長距離輸送せずに、その地域で消費する事によって、無駄な輸送や廃棄を減らそうとする無駄減らしの動きだった筈です。その後、この考え方はエネルギーの地産地消等にも拡大され現在に至っていると思っています。

モノにせよ、食糧にせよ、エネルギーにしたって、遠くに運んで使うに当たっては、輸送のためのエネルギーを消費するでしょうし、送電にしても大きな送電ロス(変電損失や送電線からのジュール熱としての損失)が避けられません。何より、運んだり送ったりする事によってモノや食糧や電力そのもの価値は1円だって増えないでしょう。これからの時代、大量生産、大量輸送、大量消費そして結果としての大量廃棄は、高度成長期の負の遺産と考えなければならない筈なのです。

では、地産地消に最も大切な仕組みは何だと言えるか考えてみます。投稿者は、それは小規模化、小型化、分散化だと思うのです。大規模化は一見、効率は高そうにも思えてしまいます。そのプラントや機器単体で考えれば、そうかも知れません。しかし、夜間や季節要因で負荷を下げたプラントの効率はガクンと下がりますし、何より輸送エネルギーや送電ロスをカウントしての、全体的なシステム効率は、小型のシステムと比較しても決して高いとは結論できなくなるのです。それどころか、例えば災害時などに大規模システムがダウンした時、そのシステムを利用しているユーザー全体が影響を受ける羽目にも陥るのです。

地産地消の基本である、小規模化、小型化、分散化のシステムは、上手く設計しさえすれば、効率の低下は限定的ですし、逆に輸送エネルギーが不要であること、災害に強い事などメリットも非常に大なのです。何より、地産地消はビジネスユニットが小さい結果、中小企業や小規模事業所、或いは個人にも手が出しやすい筈なのです。地方再生の切り札は、新しい事業の創出などではなく、産物やエネルギーなどの地産地消の追求であると思うのです。勿論、そのためにも地産地消に全く逆行する都市への人口集中はどうにかしなければなりませんが・・・。

|

« 3563 堂々巡り | トップページ | 3565 徒然に »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 3564 地産地消:

« 3563 堂々巡り | トップページ | 3565 徒然に »