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2019年3月23日 (土)

3568 分断社会

近年のこの社会や世界のKWを上げるとすれば、それは多分分断でしょう。分断が起こる最大の要因は、たぶん二者択一という事になるのでしょう。都市か地方か、保守か反保守か、H野古埋め立てかそれに反対か、海外に目を転ずれば、Iスラムか反Iスラムか、EUに留まるのか離脱するのか、Tランプか反Tランプかといった、多くの国や社会で分断が起こっている様に見えるのです。二者択一という仕組みを良く考えてみると、投票による多数決という、一見民主的なプロセスが、皮肉にも分断の原因になっているという側面は見逃す事が出来ないでしょう。
つまり、AかBかという選択が、図らずもA派とB派の分断を生んでしまっているのです。EU離脱か残留かという国民投票に、もしどちらとも言えないという第3の選択肢を作っていたら、離脱派が過半数を取る事はなかったかも知れないのです。それでも、過半数に届いたのであれば、それは本当の多数決となるのでしょう。つまり、どちらとも言えない派の半分が、どちらかと言えば離脱賛成で残りがどちらかと言えば反対であったと仮定すれば、離脱賛成の気持ちが傾いていた人がが2/3程度に達することになる訳で、多数決の原則に沿った決定になったかも知れません。しかし、二者択一システムではたった1票の差で、重大な事項が決まってしまうかも知れないのです。
分断を回避する最良の方法は、A派とB派だけを作るのではなく、AB派あるいはC派も作るべきなのです。つまり二大政党は真の理想ではなく、三大政党かそれ以上の政治システムこそが理想と思えるのです。その中で、政策毎に連立を組む事が出来れば、分断によって賛成か反対かという噛み合わない議論ではなく、「ではどうするのが理想に近いか」という、実のある議論が出来る様に思うのです。A派もB派も第三勢力がどちらに与するかによって、自分たちの立場が良くも悪くもなる訳で、絶対多数に胡坐を組んで、何でもカンでも「閣議決定」や「大統領令」で物事を進める事が出来なくなるでしょう。そもそも、この国も彼の国も政治システムの設計が間違っていると断ずるしかありません。

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