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2019年3月27日 (水)

3570  線路上の空間利用

渋谷に乗り入れているS部の本社ビル跡地の活用され、線路を跨いだ形で高層ビル建設されたと、小さなニュースになっていました。考えてみれば、線路も道路も交通量の増加に伴って、幾度となく拡幅され、鉄道と道路の締める日本の国土に占める面積は、たぶん数%にも達するのではないかと想像しています。しかし、その鉄道インフラや道路インフラの上の空間は、全くと言って良い程利用が進んでいないのも事実でしょう。道路に関して言えば、都市部では多くの地下埋設インフラが通っていますので、上空利用のために基礎工事を行うのはかなり困難かも知れません。しかし、鉄道に関して言えばその地下は殆ど利用されてはいない筈なのです。地震国の日本でもあり、このビルでも、鉄道を跨ぐ基礎部分と、上に載るビル部分との間に免震構造を入れて、大地震にも耐えうる仕組みにしている様です。
これが出来るならば、特に都市部では、鉄道インフラの上の膨大な面積を、種々の目的で活用するのは今後の国土利用の目玉に出来るのでないかと思っています。駅近くでは、線路の真上にビルを建てて、その中に商業施設と住宅を同居させれば、それこそ駅から徒歩0分の良質な住宅が供給できるでしょう。住宅に隣接した線路上空間には、ビルと同様に線路を跨ぐ基礎を作り、公園や運動施設にすれば、駅前商店街ではなく「車の入る事が出来ない」駅上商店街にする事も可能でしょう。この街では、人々は専ら徒歩で移動しますので、いわゆる車対人の交通事故は皆無になるのです。
人口の割に、狭い国土しか持たないこの国では、私たちは地震の発生を懸念しつつも、生活のインフラを立体的につくり込むしか方策が無いのです。これまでの開発と言えば、街の郊外の丘陵地を削り、それで海や谷を埋め立てた、軟弱地盤に一戸建ての住宅地が野放図に拡大するというパターンでした。しかし、上記の様に鉄道インフラの上に、強固な基礎をを築き、その上に免震構造を入れた人工地盤の上に街を作れば、来たるべき大地震での被害への懸念も大幅に軽減できる事でしょう。これは自分ながら、なかなか良いアイデアだと思うのですが・・・。

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