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2019年4月22日 (月)

3579  大きい事は良い事?

B国民は何でも大きなモノが好きな様です。この度は、世界最大の航空機が試験飛行に成功したと事。翼のスパンが100mを軽く超え、ジャンボジェット機用のジェットエンジンを6基も取り付けて、なんと宇宙ロケットを吊り下げて高高度でローンチさせる目的を持つ機体なのだとか。確かに、使い捨ての打ち上げロケットでペイロードを打ち上げる従来のロケットに比べれば、何百トンもの重量のロケットを、例えば20000mの高度まで持ち上げるにはこの航空機を使えば良い訳で、随分ロケットの小型化・軽量化には寄与できそうではあります。
しかし、閑変えてみなければならないのは、そもそもこれらのロケットで打ち上げるべき起動の過密度合でしょう。静止軌道(約3600㎞の高度)はどんな静止衛星を打ち上げる場合でも使わざるを得ない訳で、この起動は年々過密の度合いを高めているのです。公にされている通信衛星や観測衛星の他、軍事上の理由で、秘密裏に運用されている軍事衛星の数は、民需用よりははるかに多いのでないかと想像しています。と言うのも、軍事・偵察衛星は戦後の冷戦期のかなり早い時期から、両陣営が競って打ち上げたでしょうし、寿命が尽きても誰もそれを除去しなかった筈だからです。つまり、衛星のなれの果ての宇宙ごみ(宇宙デブリ)の増加です。
上記の様な超大型の航空機を作り出す前に、宇宙デブリを増やした張本人の一人(一国)であるB国には、是非静止軌道を掃除する「宇宙空間掃除ロボ」を開発して貰いたかったのです。建物などのインフラを作るに当たっては、よく「スクラップ&ビルド」と言うKWが聞かれます。新しいインフラを作る前に、先ずは古いインフラを破壊し、取り除くという準備をしておくわけです。そうでなければ、新しいインフラの間には、使われなくなった古いインフラが残ってしまい、見た目も悪く機能上も邪魔になってしまう訳です。
その上で、新たに作るインフラとしても、大きくなく、小さくないピッタリサイズのものとする事が求められるでしょう。この国の様な人口減少社会においては、冗長なインフラは投資額が嵩む一方、将来的には余剰部分が邪魔者にさえなってしまうからです。大型のインフラ投資こそ、そのインフラのライフサイクルを見通した上で、無駄の無いものとしたいものです。ところで、その意味でリニア新幹線などは如何なものでしょうか。

 

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