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2019年4月 6日 (土)

3576  決算の重要性

出来るだけお金に関わらない様に生きてきたつもりの「お金の素人」としても気になる事があります。国会の予算員会は、それなりの頻度で中継されている様ですが、その中での予算の仕分けやカットもさることながら、より重要なのは実は決算の内容でしょう。この国の「最も悪しき風潮」は、たぶん喉元過ぎれば熱さを忘れて「水に流してしまう」ことではないかと疑っています。つまりは、過ぎ去った事をじっくりと反省することが少ないと思うのです。
予算だけを吟味しても、結局この国の基本制度は単年度予算制なので、予算執行開始(例えば7月頃)から、予算の締め(たぶん翌年の2月頃)までは、正味7-8か月しかない訳です。そのため、期末が近付くにつれて、「予実の帳尻合わせ」のために、余った予算を無理やり「消化」してしまう事が常態化しているのです。神様でもない限り、綿密で完璧な計画の下に予算案を作り、その予算通りに執行するのは多分大変な労力をかけたとしても困難でしょう。だからこそ、余った予算は余ったままとし、予算が足りない場合は工夫とやりくりで何とか乗り越える事が必要で、なおかつそれを決算段階でしっかり「反省」することが肝要なのです。
もちろん、帳簿上だけの数字を眺めていても、無駄使いや予算編成の抜けを見つけることは難しいでしょう。実際の予算執行を監視する組織こそが不可欠でしょう。これまでも、いわゆるオンブズマンと言うグループが、ローカルの自治体ではささやかに活動していた実態はある様ですが、国政レベルでは、千人あまりの少ない人数の「会計検査院」が、国と地方自治体の両方に、弱いながら睨みを効かしている程度です。問題は、この組織も所詮は「国の行政機関」であるという点で、役人が役人を監視しているという「甘さ=目こぼし」や人手不足による「抜け」が懸念されるところです。
であるならば、民間が別の組織を作って、予算執行の工事現場や予算のムダを、専門家の目でチェックできる様にすべきでしょう。民間の会計事務所は、たぶん春先は民間企業の決算で多忙でしょうが、それを過ぎると能力にも余裕が生まれるでしょうし、現場を良く知る専門家は、退職したベテランを探せば、人材には事欠かないでしょう。ベテランは、子孫に財政赤字のツケを回さない様に、税金の使いみちにもっと強い責任を感ずるべきなのです。野党は、彼らの実態により近い報告書を元に、税金の無駄使いを更に強く指摘できることになります。もちろん、この民間組織のささやかな活動費は、膨大な税金のムダの中から楽々捻出できる筈です。投稿者は、自営業なので、不十分なりに毎年の青色申告時に、ムダ使いへの反省を重ねてはいます。

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