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2019年5月28日 (火)

3598 猛暑を考える

まだ5月だと言うのに、年間の最高気温を更新している地点も多い様です。もちろん、最高気温を記録する7月下旬や8月上旬の日射を考えると、5月末の日射量とは同等なので、気温も同じ程度になっても不思議はありませんが、春先はまだ地温が十分に上がってはいない筈なので、やはり異常だと言うしかありません。今回の異常気象の気圧配置を見ると、高気圧が太平洋上でブロックされ、その高気圧を回り込む南風が長く吹いたという状況が続きました。その高気圧のブロックが何故起こったのかと考えれば、それはジェット気流の蛇行が原因だ、と言うしかありません。つまり、ジェット気流の蛇行による寒気の谷に暖かい高気圧がスッポリ嵌り込んで、同じような気圧配置が続く結果につながったとみています。
では何故、ジェット気流の蛇行が生じたかを考えてみると、それは北極地域の温暖化だと考えるしかないでしょう。北極海では夏場の浮氷が大幅に減少し、その分夏場の沈まない太陽からの日射で海水温が上がり、そこ結果冬期の結氷が薄くなり、夏場の浮氷を減らすという「悪循環」が収まらないのです。その分、北極地域での寒気の塊り(寒気団)も弱くなっているのです。投稿者が子供時代に世界の最低気温は、ロシアの北極海沿岸の村で観測されました。社会科で習ったその村の気温は、マイナス80℃をかなり下回っていたという記憶があります。今、その地域の気温はその当時に比べると40℃以上も高くなっている様ですのです、日本の位置する中緯度地域の1-2℃程度の温暖化とは比べものにならないレベルでしょう。
さて、ジェット気流とはこの極の寒気団を縛る「鉢巻き」の様な存在ですので、その鉢巻も寒気団が弱まるにつれて、グダグダに緩んでくる様なのです。これが、ジェット気流の蛇行です。この蛇行は、もちろん北極地域が暖まる夏場には大きくはなるのですが、それが春先の今起こってしまったのは、やはり温暖化がもたらした異常気象と呼ぶしかないでしょう。もちろん、地球の大気は連続して繋がっており、地球表面を覆う海水も海流として循環していますので、極地方の温暖化が赤道地域や中緯度地域の気象に影響及ぼさずには置かないでしょう。例えば、エルニーニョやラニーニョ現象として、赤道地域の気象現象の異常がニュースになる機会も増えています。この異常気象に私たちが歯止めに掛ける事が出来るのか、それとももっと壊滅的な異常が起こるまで、放置するしかないのか、人間の活動が地球規模の気象異常に影響を与えているのは、Tランプさんがどう言おうとも、もう疑い様がないのです。

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