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2019年6月 9日 (日)

3601 竟の住み処と墓所

ややノスタルジックな随想です。投稿者としても70歳が近づくにつれて、やはり人生の終い方を意識する様になりました。60歳を超えて、仕事の関係で長らく済んだ中部の街を離れ、北国にUターンをし、計画通り65歳で竟の住み処となる家を建てました。子供頃よく遊んだ小高い山を散歩している時、自治体が開発した共同墓地を見つけ、まだ大分区画が空いているので、ここに一区画を求める事にしました。子供の頃見慣れた風景の中の墓所にゆっくり眠るのも良いかな、と思ったためでした。
この山は、海岸に出来た砂山で、想像するに雪解け水を集めた急流が山から海岸に運んだ豊富な砂が、冬期に強烈な季節風で海岸に吹き上げられて細長い砂の山を築きあげたのでしょう。江戸時代の偉い先人(庄屋)が、この砂が田を埋め尽くすのを防ぐために、三代に亘って海岸に幅数キロの松林を植林したと地元の歴史は伝えています。その山の頂上付近の松林の中に共同墓地が開かれたのでした。
お迎えが来たら、ゆっくり眠ろうと考えていたこの山(丘)に最近異変が起きました。何と巨大な風車が2基建設されたのです。南北に長く続く丘ですから、既に街の南側に林立する風車群の様に、この山にも今後巨大風車が林立する事になるのでしょう。何となく騒がしくはなりそうですが、それでも火力発電所や松林を切り倒しての太陽光発電所などに比べれば、大分マシで」多少の騒音は許容するしかないとも思います。
ともあれ、住み処と墓所が確保され、年金と定年の無いささやかな自営収入がありますのでこの先の暮らしに不安は無いのですが、この家を娘か息子のいずれが継いでくれるかが少し心配ではあります。自分達夫婦が何歳まで生きるかは神のみぞ知るところなのですが、少なくとも子供たちの人生は今後50年位は続くのでしょうから、暮らしやすい田舎に再度仕事を求め、親に続いて(彼らにとっては)Iターンして貰いたいとも思うのです。若い頃、勝手に故郷を捨てて外に出て行き、還暦を機にUターンした親の勝手な想いなのですが・・・。

 

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