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2019年7月 3日 (水)

3620  後戻りの方法

ここからしばらくは、数回の「比喩」で書いた最早放置できない現状に対して、少しでもそれを逆転させリスクを減らす方法について考えてみます。初回は手始めとしてインフラに関して考えてみます。
インフラは、近代社会では一貫して(後戻りなく)拡充されてきました。この国だけでも、水道管や下水管だけでも、地球を何周もするだけの長さに敷設されてもいます。しかし、考えてみなければならないのはその維持やメンテナンスでしょう。形あるものは必ず劣化してしまいます。岩の様に頑丈な鉄筋コンクリートでさえ、寿命は50年程度とされています。劣化するインフラは、補修するか場合によっては作り替えなければならないでしょう。その際考えなければならないのは、10年後50年後の姿でしょう。例えば、高度成長期に建てられた大規模団地を考えてみると、既に空き部屋も目立ち、住人の高齢化も進んでいる筈です。であるならば、団地とインフラの縮小化を考えても良いと思うのです。狭い間取りだった古い団地を、例えば二戸一に改造・改装し、相対的に古くなってしまった棟は解体すべきでしょう。つまり、集合団地や住宅団地の集約化・コンパクト化です。それによって、インフラの規模も縮小し、メンテナンスもやや楽になるでしょう。
田舎で、車で郊外を走っている時に目にするのは、高規格の農道や農免道路です。どこかの観光地につながっている場合は別にして、その交通量も疎らです。しかし、道路があって、地震や水害も多いこの国では、道路もドンドン劣化が進むのです。道路は上下にうねり、舗装はひび割れ、橋の袂には大きな段差が出来てしまいます。水害で、盛土は削られ、法面も崩れてくるでしょう。そうであるなら、大規模な補修のついでに「減幅工事」を考えても良いと思うのです。無理に盛土をした箇所は崩れやすいので、谷側を削って細くします。たまに来る対向車とすれ違いが出来れば良いので、部分的には1車線でも十分でしょう。
いずれにしても、インフラに補修などのために手を入れる際には、将来を見越して縮小する方向に改修するのです。これは、住宅にも言える事で、内装に手を入れるついでに「減築」して、老夫婦が住みやすいサイズにすれば良いのです。建物やインフラを補修するに当たっては、単純な原状回復ではなく、クオリティを上げると同時に思い切ったコンパクト化を図る必要があると思うのです。後戻りの方法の一つとして・・・。

 

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