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2019年8月18日 (日)

3640  旅と旅行

旅と旅行は違うと投稿者は考えています。例えば、江戸時代の伊勢参りの様に、一応目的地があって行く場合でも、東海道の風物を愛でながらその過程を楽しむのは、「旅」と分類して良いでしょう。一方、最近の風潮の様に目的地があって、そこまでの道中は可能な限り短時間で移動するするために、新幹線や飛行機を使うのは「旅行」と呼ぶのが適当だと思っています。つまり、目的に至るまでの過程を重視するのが旅、目的を果たすことだけを重視するのが旅行と言って良いでしょう。
これを一般社会での行動に引き戻した場合、なかなか夫々を一言で言い表す適当な言葉が見当たりません。と言うのも、現代社会ではそもそも旅をする機会が無いからだと言えそうです。もちろん、退役した人達が、たっぷり出来た時間を利用して、四国の歩き遍路に出たり、あるいは旧東海道を歩いてみるなどの疑似旅を試みたりはしていますが、どうやら彼らには四国遍路や東海道の宿場町をコンプリートする、などと言う明確な「目標」があって、道中で目にするものを愛でたり、楽しんだりする余裕が少ない旅の様な気もするのです。そうだとすれば、単に移動手段を徒歩にしただけの旅行に過ぎないとも言えそうなのです。
さて、振り返って投稿者自身の事を反省すると、投稿者は一応百名山踏破を目標に、山登りを続けているのですが、どうやらある時期から百個の名山の頂上に立つ事だけが目標になってしまった様な気がします。50代のある時期にそれに気がついてからは、山に登る際には登山道で見かける樹木や花々や昆虫、あるいは太古の昔に火山や地殻変動が作った地形などにも注目しながら登る様にしたのです。その結果、その後の山行がどれほど豊かになったか言うまでもありません。登山ではなく、山歩きに変ったからです。

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