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2019年9月20日 (金)

3661  リスク管理の欠如

昨日の判決によると、Fクシマ原発事故に関しては、誰も「刑事上の責任」を負わないのだそうです。原発での事故といえば、放射能漏れ事故を思い起こしますが、もちろん最悪の事故と言えば間違いなく原子炉の入れ物である圧力容器やその外側の格納容器が、高温となった燃料の熱で溶ける「メルトダウン」でしょう。実際にもFクシマではその事故が起こってしまった訳です。
最悪の事故が起こらないように、緊急炉心冷却装置などが設置されてはいるのですが、それは少なくとも非常用電源が確保できているという前提に設計されているのです。しかし、Fクシマでは地下に設置されていた、非常用発電機やバッテリーなどの電気設備が津波による浸水で使えなくなり、当日宿直していた要員は、為す術もなくメルトダウンを迎えるしかなかった訳です。そもそも、非常用発電機やバッテリーを地下に入れるという設計思想が全く納得できません。最悪のリスクを想定するのであれば、当然の事ながら地下室への浸水も想定されて然るべきでしょう。その想定が行われていれば、非常用発電機は2階以上か、あるいは発電所の裏山の高台に設置されていたでしょう。冷却水ポンプのモーターだって、ポンプは地下に置く必要があったにせよ、例えば長い中間軸を付け加えて、モーターだけは2階以上に設置する事も可能だった訳です。
つまり、T電や安全保安院のリスク想定に津波による冠水など「全く想定されていなかった」ということなのです。もちろん、T電だって津波の想定はしていたでしょう。しかし、それは僅か数メートルの高さという「楽観的過ぎる」想定でしかなかったのです。
実際は、誰かが事前に最悪のケースとして想定していた様に15mを超える津波が来襲したのでした。もし、当時の責任者が、上に述べた比較的安い費用で実現できる、非常用発電機の移設とモーターの対策さえ取っていたら少なくともメルトダウンは回避出来ていた筈なのです。もちろん、今各地の原発で行われている様な、長い期間と費用の掛かる高い防潮堤の建設は不要なのです。リスク管理とは、天災から全てを完璧に守ることではなく、実際にそれが起こっても、最悪の事故だけは回避できる手を打っている事を意味するのです。誰も結果に対して責任を負わず、ウヤムヤにして最後はカネだけで始末を付けようとするのは、この国の悪しき文化だと断ずるしかありません。

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コメント

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投稿: cindyxa2 | 2020年12月20日 (日) 00時44分

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