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2019年10月14日 (月)

3675 災害列島

今回の台風19号の挙動を見て、この国が改めて災害列島である事を認識せざるを得ませんでした。地理的に見れば、この国はまるで大陸を防護する「防波堤」の様に横たわっています。これは、列島の成因が、巨大なプレートによって大陸の端に出来た「シワ」の様なものである事から来ていますが、気象学的に見ても太平洋が引き起こすあらゆる気象現象を第一線で受け止めざるを得ない運命を負っているのです。
今回の強大な台風も伊豆半島を直撃して、関東から東北南部を縦断して、多大な被害を引き起こしたのでした。15号がコンパクトな風台風だったのに比して、サイズの大きな今回の19号は、さながらカリブ海のハリケーンの様に巨大で、強力だったのですが、結果としては国交省の想定を大きく超える量の雨をもたらしたのでした。大量の降雨は、かなりの数のダムでさえ決壊を防ぐために放水せざるを得なかった訳で、水防の役割を果たせなかったのでした。嵩上げが繰り返されてきた各地の堤防でさえ、簡単に横溢しついには決壊に至ったのでした。横溢や決壊に至るであろう場所の特定は、実は素人が考えても明らかです。山から流下した急流が、勾配の小さな場所に至って、急に流れのスピード(=流量)が低下する場所、あるいは2本の川が合流するする点、更に言えば川の流れが大きくカーブしているポイント、ということになるでしょう。つまり、そこは他の場所より堤防の高さや幅を補強しておかなければならない筈なのです。
台風襲来の真っただ中、千葉を震源とする地震が発生した事は、この国が災害列島である事を更に印象付けました。大陸端にプレート移動によって出来たシワ(であり)、気象上も天然の防波堤であるこの国は、改めて地震や風水害への備えを補強しなければならない時代だと言えそうです。
アイデアはあります。例えば、各戸の屋根を風速50mにも耐える様に補強するついでに、屋根に太陽光発電パネルを設置するのです。バッテリーと組み合わせれば、各家庭のオフグリッド化が実現できるでしょう。電力会社からの電力網が寸断されても、影響は最小限でしょう。電柱の地中化に1㎞当り5億円も掛かる事を考えれば、この改造にそれなりの補助金を出してもペイするでしょう。水害に対しては、時間は掛かりますが、上記の危険個所の補強を行うと同時に、針葉樹の人工林を、保水力の高い照葉樹林に少しずつ植え替えていく以外にはなさそうです。

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