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2019年10月16日 (水)

3677 希望が持てない

希望は、現在の生活の状態に関わらず、社会の将来展望が明るい時に抱くものの様です。取り分け、現在の生活状態があまり良くない時には、より良い生活を夢見る希望が湧いてくるのでしょう。しかし、それもこれも社会が今より良くなるというと言う確信があってのことではあります。しかし、昨今の社会情勢は、必ずしも希望が持てる状況とは言えそうもない様です。つまり、皆がそれなりに衣食住が満たされ、一方では経済の閉そく感が社会を覆っている状況では、とても将来に明るい夢は抱けないのでしょう。
しかし、これはあくまでも「経済」を指標にして考える場合である事には留意する必要もあるでしょう。つまり、自由に使えるお金がある事が目標で、それが幸福だと思い人にとっては、確かに夢が持てない社会情勢と言えるでしょう。しかも、その意味においては、世の中の情勢は右肩下がりで悪化していると言わざるを得ないと見ています。
とはいえ、人の抱く希望は良い懐具合に関わる訳ではないでしょう。人が、「より良く生きる」にお金がそれほど重要ではない事は、これまでの偉人の例を引くまでもなく、人々の達成感や満足感は、実はお金に無関係な部分で獲得されていると思うのです。一番重要なポイントは、結局人は、他の人のために何が出来たか、それによって感謝の言葉がどれくらい受けられたかに掛かっている様な気がするのです。他の人の中には、当然の事ながら自分以外の家族も含まれますし、知人の範囲も含まれますが、人が最も多幸感を得るのは、たぶん如何に多くの見知らぬ人達からの称賛を受けるかなのだとも思います。だからこそ、人々は競ってSNSに投稿し、一人でも多くの「いいね」を受けるために、血道を上げるのでしょう。
しかし、SNSは当然の事ながらネット上の出来事です。そうではなくて、理想的を言えば私たちは体を動かしてあるいは知恵を絞って(行動して)額に汗かいて、その結果を多数の人達に評価して貰いたい筈なのです。それこそが、あのスーパーボランティア(O畠春夫氏)が、かなりの高齢にも関わらず「体を張って」活動するエネルギー源にもなり得るのでしょう。人々の幸福の物差しを、これまでの「経済的豊かさ」一辺倒から、それ以外の「多様な物差し(群)」に変更する必要がある時代になった様です。投稿者としても、世の中のために何ができるか引き続き考え続けていく事といたします。

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