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2019年10月 5日 (土)

3670  少子高齢化

少子高齢化は、この5年で明らかに悪化(加速)していると言えそうです。国の統計でも、2005-2010年の5年間では97万人の人口減でしたが、2010-2020年の5年では、なんと177万人も減るとの推計なのです。推計とは言っても、来年までの推計ですので確度は高い数字でしょう。つまり、生まれる人の数より亡くなる人が多い結果生ずるこの国の人口減は、間違いなく加速しているのです。
一方で、逆ピラミッド型で頭でっかちになっている人口年齢構成(人口ピラミッド)は、当然の事ながら少子化傾向を如実に示してもいます。出生数は2015年頃に100万人を割って以降、着実に減少を続けていて、2065年には何と56万人にまで減ると推計されているのです。
結果としてみれば、少子化による人口減とますます長寿命化した社会は、必然的に高齢化を加速する事になります。現在30%を僅かに切っている高齢化率も、2025年には30%を突破する予測になっているのです。平成4年の「楽観的な予測」では、高齢化率が30%を超えるのは2040年頃とされていたのですから、予測も15年ばかり前倒しになり高齢化もかなり加速していると見るべきでしょう。などと書いている投稿者自身も、この統計では高齢者に区分されているのですから、笑うに笑えません。
しかし根本的な問題は、社会を支える肝心の労働人口が、もっと極端に減り続けている事です。2015年から2020年に向けては、15-64歳の労働人口は、なんと223万人も減る様なのです。人口減より、労働人口が激しいと言うことは、この国では現役世代への負荷がますます強まり、結果(未婚率も上がり)少子化にも悪影響を与えると言う「人口減少の悪循環」に陥っているのです。小手先の、保育料無償化程度のささやかな政策では、この悪循環を断ち切る事など到底出来ない事は全く自明です。姥捨て山ではありませんが、天寿に近い高齢者を可能な限り(介護負担の重い)寝たきりにしない施策と、子育て所帯にはかなりの額の奨励金を送るなどして、少子高齢化に歯止めを掛けなければ、この国の未来はドンヨリと暗いものとなるでしょう。

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