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2020年1月18日 (土)

3703  過疎に勝つには3

過疎に勝つには、やはりどこまで行っても若者を引き付ける雇用の確保に尽きるでしょう。林業や漁業や農業あるいは建設業等は、いわゆる3Kの職業と呼ばれ、敬遠されてきたのでした。しかし、体が暑さ寒さに晒されることを除けば、近年はそれぞれの業界で機械化、自動化、IT化が進み、ゲームで育った世代には、それらの機器をオペレートする事への興味が湧くかも知れません。例えば、建設業ではドローンやレーザーを使った測量や3DのCADによる設計と、その後の工事における自動化された重機のオペレーション等、農業においても誤差数十センチの新世代のGPSによって、半自動で農地を耕作し、更には農作物の管理をドローンや衛星画像を利用して行うなどの新しい動きも活発になってきました。
更に温室内で全ての環境(温度、湿度、光量、炭酸ガス濃度等)を管理する形の農業もかなり盛んになってきた様です。勿論これからの時代、石油をがぶ飲みする、従来の温室農業やLED照明農業は廃れる運命にあります。自然の陽光や地熱あるいはCO2コントロール等の工夫を積み重ねた新しい温室農業が求められるでしょう。それは、これまでの3K職業としての農業の概念を覆すものとなるはずです。そこには、単に農業だけの知識だけではなく、工学やITやIoTなどの知識もいる筈なのです。ここにこそ、若者の活躍する場が広がっているのです。
林業でも単に樹木を木材として利用するだけではなく、バイオマスエネルギーやセルロースナノファイバーや工業材料としての圧縮木材など、多面的に利用することによって、伐採して山から降ろす際の「立米単価」も現状の倍以上に設定できるため、林業従事者にも十分な収入が期待できるでしょう。
農林業あれ、漁業であれ、建設業であれ、いずれの職業ししても、最終的にはそれが10年後、100年後までの「持続可能性」が十分高いことが求められます。そうでなければ、20世紀が石炭・石油の時代であった様に、新しい農林業、漁業や建設業も、アッという間に一時代の流行に終わってしまうかも知れないのです。

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