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2020年2月20日 (木)

3713  群れて住むリスク~思考実験

群れて住むリスクは感染症以外にもありそうです。3712でも触れましたが、生物学的な過密のリスクもその一つでしょう。過密な状態に晒された生物は、アフリカのイナゴの様に個体密度が上がると突然習性が変化して集団行動を始め、地域の植物を食い尽くし、結果として大量死を迎えると言った例もある様に、過密状態の生物は正常ではいられなくなる様なのです。
これは、兎にも角にも過密からくるストレスに起因すると考えるしかありません。人間でも、例えば非常に狭い場所に、多数の人が押し込められると数時間経たずにパニックを起こしてしまうでしょう。その限界密度は、多分人の密度と接触時間に加え環境条件の関数となるのでしょうが、その種の研究や論文をあまり見たことがありません。いずれにしても、例えば過半数の人が正常な精神状態を保てなくなる限界値が知りたいものです。それが分れば、例えば満員電車の限界密度も理論的に説明できるかも知れません。時々、投稿者が所用で東京に出かけた際に運悪く朝夕のラッシュ時に電車に乗る羽目になった時には、全く生きた心地がしません。
ここで考えて提案したいのはストレスの閾値です。生き物や人は、過密によるストレスが限界(閾値)を超えると突然パニックを起こしたり狂いだしたりするものの様なのです。勿論、その閾値は個体(各人)毎に異なるのでしょうが、平均的に見て過半数が正常でなくなるあたりから、集団としての正常性も失われると想像できます。例えば3人の宇宙飛行士が、数年かけて火星まで往復する思考実験をしてみましょう。密閉され動きも制限された狭い宇宙船の内部を想像すると、3人の間の距離感と一緒に過ごす長い時間の経過を想像すると、彼らの間には並々ならぬストレス状態が生まれることでしょう。どんなに訓練を受けていようと、所詮普通の人間でもある飛行士たちもやがては人間関係のストレスに耐えきれず、加えて宇宙空間に放り出されたという絶対的孤独感もありやがて誰かが発狂し、更に別の一人も狂いだすでしょう。あまり時間を経ないでついに3人目も同様に・・・。これはつまりはストレス死と呼ぶべきでしょう。投稿者の思考実験の結果では、スペースシャトル程度の大きさの宇宙船ごときで、火星への往復などできっこないと断言しておきます。それほど、ヒトは脳が複雑であるが故に、逆にストレスによる脳の障害(継続的なパニック状態)にはかなり弱い存在だと思うのです。ぜひ適当な距離を保ってまばらに暮らしましょう。TV番組の「Pツンと一軒家」が人気の所以です。

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