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2020年2月21日 (金)

3714 新型ウィルス私見

報道によるとウィルスが接触感染や飛沫感染以外(エアロゾル)でも感染する可能性があるのだとか。もし低温の状態で、エアロゾルに付着した休眠状態のウィルスが数十時間あるいは数日間「生きていることができる」なら、それは例えば黄砂などに乗ってC国から日本に飛来する可能性も出てくるかもしれないのです。そもそも黄砂は単なる細かい砂粒などではなく、内陸部の石炭火力発電所や工場や車の排気ガスなども混じったエアロゾル状態になっているでしょう。だからこそ、そのエアロゾルジェット気流に乗って日本まで届くのです。勿論、そんなエアロゾル+ウィルスが感染を広げるにはある程度の「密度」も必要でしょう。しかし、黄砂は時には視界を悪くするほどの濃度になって飛来することもありますし、そもそもヒトは試算によると平均15立米ほどの空気を呼吸をしていますので、エアロゾル粒子に付着したウィルスを多数吸い込む場合だって起こるかも知れません。
スタートはホンの数個であっても、それがヒトの気道に付着し、乾燥状態から湿潤状態に「解放」されたウィルス達が、喉や肺の粘膜で急激に増殖を始めたとしても不思議ではないでしょう。H港風邪やSペイン風邪やRシア風邪などが人間の接触以外に季節風(西風)に乗って急速に東方に伝染を広げていったと考えてもあまり無理は無さそうです。悪いことに、5ミクロン以下の大きさのエアロゾル+ウィルスは、軌道の繊毛に捕捉はされず、肺の奥深くまで到達するのです。
確かに飛沫感染は、数メートルも距離を取ってあれば防げるかも知れません。しかし、エアロゾル感染が確かにあると仮定すれば、今の世の中は至るところで空調を使っていますので、ダクトによって保菌者からのウィルスが同じ空気を吸っている人たちに感染しないではおかないでしょう。異なる階であっても同じビル、同じ病院、同じ鉄道車両やバスの中、同じ飛行機や客船の中などなど、エアロゾル感染の可能性は無限に広がる多くなるはずなのです。残念ながら、普通のマスクでは、せき飛沫は防げたとしても、ウィルスと同等か少し大きいだけのエアロゾルをシャットアウトは出来ません。それどころか、全く問題なく素通りしてしまう筈です。
ウィルスが付着したエアロゾルは、空気中ではブラウン運動によって長期間浮遊し続けるため、降雨でもない限りなかなか消失しない性質も持っていますから、雨が多くなる初夏にでもならないと少なくはならないでしょう。ましてや、乾燥状態が続く上記の様な密閉空間ではリスクは長く残ってしまうでしょう。この(エアロゾル感染の)可能性が極めて低いことを祈るばかりです。

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