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2020年2月 6日 (木)

3711  Tランプ対Gレタ?

先のダボス会議以前にも、Tイッター上では、老齢のリーダーとティーンエイジャー少女との応酬が続いていました。単純化すれば、それは経済を取るか、環境を取るかの世代間の論争の様に見えます。しかしながら、冷静に考えてみれば自明ですが、私たちは経済と環境のいずれとも心中する訳にはいかないでしょう。極論に走るならば、「環境のためには命も惜しくない」などと口走る「環境原理主義者」を増やすことにもなるかも知れません。一方で、自国の経済発展のためならば、負け組を作ることや環境上犠牲はやむを得ないとする「経済至上主義」も全くいただけません。
ならばどうするかですが、先ずは環境のためならば、私たちはどこまで欲望を抑えることができるか、あるいは抑えるべきかの議論が必要でしょう。先進国では、車を利用しての自由な移動が保証されていて、車メーカーは1台でも多くの車を市場に押し出そうと、日々努力を重ねてはいます。航空機メーカーやエアラインも同様の努力を行っています。しかし、あの9.11事件が起こった直後には、航空機を使った旅行客は60%以上も激減した事実がありますし、今回のコロナウィルスの蔓延でも、後日振り返ってみるならば、地域によっては数十%の旅客数の減少が確認できるでしょう。つまりこのことは、私たちは自身の生命のリスクを避けるためならば、不要不急の物見遊山の旅行は我慢できるという事の証左でもあります。一方で、私たちは「環境のリスク」のために同様の行動ができるかと問われれば、現状ではたぶん無理でしょう。
というのも、凡そ環境上のリスクというものは、今日明日にでも命に関わるものではないからです。少なくとも、現世代の大人たちが生きている間は、どうにか環境は持ちこたえてくれるだろう、との楽観的な見方が支配的だからです。Gレタ世代にしてみれば、その楽観主義が許せないのでしょうし、一方では、上手く立ち回ればもう一期リーダーの椅子に座ることができて、その後数年も生きれば御の字のTランプはと言えば、環境負荷を垂れ流しながら、B国を強く豊かな国のままに維持する事しか頭に無いのでしょう。私たち(現世代)にできる事はと言えば、限りなくGレタの方に寄った妥協案を示し、それを実行して見せるしか道は無さそうに思えるのです。何故なら、未来の事は未来世代に任せるしか、」現世代に選択肢は許されていないからなのです。繰り返しになりますが、B国のネイティブ(かつてはIンデアンなどと呼ばれていましたが)の教えの様に、私たちには7世代後の人達の幸福を考えて今決断し、それを実行するためにじっと我慢するしかないのです。

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