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2020年3月14日 (土)

3724 時間軸

時間に関しては、このブログでも何度か書いた様な気もしますが、改めて考えてみても良いでしょう。環境人間として、時間に関しても想うのは、変化に掛かる時間の長さです。一般的な方程式としてはy=ax と表せるでしょう。aは係数ですが、これにxの要素が入ってくれば2次方程式や高次方程式になるのでしょうが、xに時間要素が入ってくると、yは時間の関数となってきます。今、温暖化やオゾン層の破壊や有害物質やプラスチック等の難分解物質あるいは原発からの放射性物質による環境汚染が問題になっていますが、それらの汚染は時間を関数とする変化で表せるでしょう。放射能は、もし人為的に操作して増やさなければ、半減期によって弱まっていく性質がありますが、その他の環境汚染は人間の活動が続く限り、かなりの努力を傾けない事には改善は難しいのです。
何故なら、環境汚染によって私たち人間が被る健康被害は比較的弱いものなので、汚染物質を出しながらも得られる便益(=快楽)に比べ、受ける苦痛は「我慢できる」レベルに留まっているからでしょう。確かに温暖化のの結果と思われる真夏の高温で、不幸にも亡くなる人は毎年かなりの数に上りますが、多くは高齢者であり元々体力が弱っていた可能性も高いのでしょう。従って、温室効果ガス(GHG)を出し続ける側の大多数の人達が罪の意識を感ずることも少ないのかも知れません。
もし、GHGを出し続ける行為を「長い時間をかけた殺人罪」であると断罪されたとすれば、私たちは化石燃料を使う事を控え始めるのでしょうか。これを、やや弱い言葉でGHGを出し続ける事は未来世代への罪だ」と叫び続けている北欧の少女の声は、瞬間的には世界の人々、特に若者には響いた様です。しかし、その声も目先の新型ウィルスの脅威を前にしては、吹き消されてしまうかも知れません。ウィルス騒ぎが一段落した場合には、私たちは失われた?経済損失を取り戻すために、急速に(短い時間内に)環境負荷の排出を拡大させるでしょう。何しろ環境の自己修復力は、多分高度成長期の辺りで、とっくに人間の出す負荷に追い越されているでしょうし、今以上の「時間軸を縮める様な」環境負荷は、環境に対して不可逆で決定的なダメージを与えてしまうことを危惧します。

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