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2020年3月19日 (木)

3727  バブルの再崩壊或いはコロナショック

バブル崩壊と言えば、一般的には1990年代の経済のリセットあるいは景気後退現象を指します。しかし、AベノミクスやTランプの経済政策によって生まれた、「見かけの経済成長」がバブルではなかったのか、と問われれば、即座には否定できないでしょう。投稿者は、このブログでも度々してきた様に、「明らかなバブル」であると再度断言しておきましょう。理由は、実態の伴わないマネーによって、作り出された株高がさも景気が良くなって、さらなるマネーを生み出すという、AベノミクスやTランプノミクスは、まさに経済バブル政策そのものであり、株券や銀行券の増刷政策に過ぎなかった訳です。
経済現象がバブルだったか、そうでなかったかはそれが弾けた時に明らかになるものです。前回は、R-マンブラザーズという銀行が作り出した(債券=サブプライムローンという)バブル装置への信頼が崩壊が連鎖した結果、それらが紙くずになってしまった事が発端でした。さて、最近の(見かけ上の)好景気が何によって支えられているかを考えれば、それがバブルであった事が容易にわかるでしょう。Aベノミクスは、長い期間この国リーダーに座っているABCの楽観的な言葉と、それに完全同調したN銀のいわゆる異次元の金融緩和政策「だけ」に支えられていました。Aベノミクスは、その後B国の大統領の椅子に座った人物によって「承認」されたことによって追い風を受け、同時に安定的な円安傾向とC国の経済バブルなどによるインバウンド旅行者の急増、結果としてデフレ傾向へのブレーキによる好調な内需が重なって、今のバブル経済が膨らんできたのでしょう。
さて、そのバブルに冷水(氷水?)をぶっかけたのが今回の新型コロナウィルス騒ぎでしょう。感染拡大を抑制するための活動自粛は、例えば観光や経済活動のための人の移動に、急ブレーキをかけました。前回のインバウンドの急ブレーキは、実は9.11事件(2001年)後に見られました。「飛行機に乗るのは危ない」という風潮が、ビジネス以外の旅行客の足を止め、一時は旅行客が半減以下になったのでした。しかし、その後航空機搭乗の際のセキュリテイが厳格化され、テロの脅威も小さくなったこともあって、旅行客や経済活動のV字回復に漕ぎ着けたのでした。
しかし、今回のバブル崩壊は長引きそうです。新型のウィルスは一体どの様な状態になれば終息宣言ができるのか明確な基準など無いでしょうし、仮にジワジワと自粛ムードの緩和が進んだとしても、深くダメージを受けた世界の経済が急回復できるとも思えません。さらに言えば、多分10年後くらいに新・新型ウィルスが出現する可能性もかなり高いでしょう。どうやら経済人は、「本当に懲りない面々」の様です。何度バブルの崩壊を目撃しても、再びバブルが膨らむ期待を捨て去ることができない人達の様なのです。亡くなってしまった人達には申し訳ありませんが、今回の「コロナショック」は、(バブルではない)底堅い経済活動とは一体どのレベルなのかを考えてみるのに良い機会だとも言えそうです。

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