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2020年3月17日 (火)

3726 国境

国境は人間が勝手に引いた線です。勿論、この国の様な島国は、周りが海なので海岸線が国境にはなりますが、多くの場合には山岳や川や砂漠の中に勝手に引いた線(極端な場合には直線)になっている場合も多いのです。しかし、この国境にこだわるのは人間だけであり、植物や動物には事実上国境など存在しないのです。足の無い植物だって、鳥や動物に種子を運んでもらえば、国境を越えたり、海を越えて別の大陸に移動出来たりもする訳です。
それは、まさに「種子(核)」だけの生物?とも言えるウィルスにも言えることで、ヒトに感染するウィルスは、ヒトがキャリアの役割を果たしているのです。ウィルスの種子は、ヒトの上気道や肺で急速に増えて、新たな種子をばらまくのです。しかし、彼ら?の目的は、取り付いた宿主であるヒトを殺すことではありません。何故なら取り付かれたヒトの致死率が高すぎると、彼らの存続が果たせないからです。つまり、取り付いたヒトを生かさず殺さず、優秀なキャリアに仕立て上げる事こそが目的だと言えるでしょう。
さて国境です。ウィルス達の目的から言えば、人間が勝手に引いた国境は、繁栄には邪魔で邪魔でたまらないでしょう。しかし、彼らにとって幸いで、ヒトにとっては不幸な事には私たち人間は移動する生き物です。勿論、草食動物や渡り鳥や回遊魚などはかなりの長距離を移動はしますが、私たち人間は食べ物や繁殖以外の理由でかなり自由に移動を繰り返すのです。極端な行動としては、移動のための移動(つまりは旅行です)を繰り返す人達の例が挙げられるでしょう。最近ウィルスの脅威に恐れおののいて国境を閉鎖する国が増えてきましたが、どう考えても人の移動を長期間制限することなど誰にできないでしょう。少し、流行が収まってくれば、移動したくてウズウズしている人間がどっと動き出すでしょう。EUが好例ですが、今や国境は国内における県境程度の意味しかない存在になりつつあるのです。今後もウィルスや病原体はその姿を変えながら(変異を繰り返しながら)、越境を繰り返し10年ほどのサイクルでパンデミックを繰り返すのでしょう。国境を超える移動が好き過ぎる人類は、そのたびにパニックを繰り返すしかないのです。

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