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2020年4月19日 (日)

3745 共生

感染症に長く取り組んできた医師、Y本太郎氏の言葉が染みた。本来は、野生動物の中だけで「生きて」来たウィルスが、人間の世界に入り易くなったのは、人による自然破壊が進み、野生と人間界の距離が縮まってしまった事が原因だと・・・。そのため、何十年に一度だった新型ウィルスによる感染症の大流行が、近年は10年に一度ほどの頻度となってしまったと指摘していました。確かに、日本でもかつては奥山に棲んでい居たはずのクマやカモシカやイノシシやサルたちが、頻繁に里に姿を見せる様になっています。それは、奥山と里の間にあった筈の「里山」に薪や山菜採取のために人が入らなくなった結果、里山に奥山並みに木や藪が繁茂してしまった事が主な理由でしょう。
深い藪は、野生動物が里に近づくのを隠してくれ、里に住む人たちがついうっかりと晒してしまった残飯や干し柿や野菜などの美味しい食べ物が、その味を知ってしまった野生動物たちを引き付け続ける事にもなったのです。野生動物たちは、長らく彼らの間に広がった各種の病原菌や病気にもどうにか付き合って、共生して来た筈なのです。つまりは、自然の免疫力を培ってきたのです。しかしながら、単純に清潔志向に凝り固まって、基本的な免疫力を鍛えることを怠った私たちは、新しい病原菌とりわけ新しいウィルスへの免疫力は低い水準のままとなってしまいました。
医学には全くの素人ではある投稿者ですが、今私たちに必要な事は、先ずは免疫力を鍛えなおす事だとハッキリと言えます。基本的な免疫力は、バランスの取れた食生活、適度の運動と十分な睡眠、つまりは規則正しい生活リズムで暮らしていれば自然と身につくものだと思うのですが、とりわけ都会でのストレスフルで不規則な生活とグルメ志向や楽しければ良しとする余暇の過ごし方を見るにつけ、私たちの免疫力レベルは、かなり低くなっていたことは想像に難くないのです。より高い免疫力を備えて、(戦うのではなく)新たな感染症と共生する事こそが、私たちの取るべき正しい態度なのでしょう。

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