« 3745 共生 | トップページ | 3747  祭りの後論 »

2020年4月20日 (月)

3746  ハシャギ過ぎ

今回のコロナショックは、インバウンド旅行者や五輪ではしゃいでいたこの国や多くの観光立国に冷や水を掛けたことは間違いないでしょう。冷や水どころか、氷水を注いだ上に冷風を送って完全凍結させてしまったという表現の方が良いかも知れません。観光が、「不要不急」の行動ではないことは誰が考えても明白でしょう。その観光需要を、新たな役所まで作って煽り、年々1000万人単位で増加させようと目論んだ、今の政策が正しくなかった事は、コロナショックで多くの観光産業や外食産業の企業が倒れ、そのかなりの数が多分再起不能に陥ることに事によって証明されるでしょう。大量のホテルの建設ラッシュ、高速道路に溢れた観光バス、増便・臨時便の好況に沸き返った航空産業、雨後の竹の子の様に増えた旅行代理店などは一体何処に行くのでしょう。
記憶によれば、あの9.11の事件後は、確か航空旅客が半分以下に落ち込み、世界の旅客機の内約2,500機が、B国のMojabe 砂漠の飛行場にフェリーされ、エンジンにカバーを掛けられて長く休眠したのでした。その時は、幸いにもテロの脅威が去った後は航空旅客数はV字回復したのですが、コロナショックは多分長期間、少なくとも1年以上、長ければ数年は続く景気の停滞期と見なければならないでしょう。
批判は好みませんが、それもこれも、AB氏とその取り巻きが推進してきた、「底の浅い」景気刺激策に原因が見つけられるでしょうし、それに乗っかって、底の浅い他力本願の経済活動でハシャギ過ぎたこの国の経済界や庶民も同罪だというしかなさそうなのです。コロナショックで芯まで凍結してしまったこの国の経済が、やがて少しずつ融け出して10年後くらいにやっと安定的な日常生活を取り戻して今の時代を振り返る時、観光客の数倍増や五輪開催に飽き足らず、やれIRだのといったお祭り騒ぎに浮かれていた私たちの「空騒ぎ」を苦々しく思うことでしょう。それは、土地バブルや債券バブルの崩壊を振り返って抱いたあの苦々しい感情と全く同じものです。

|

« 3745 共生 | トップページ | 3747  祭りの後論 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 3745 共生 | トップページ | 3747  祭りの後論 »