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2020年5月 7日 (木)

3755 旅行と旅

旅行と旅の違いについて時々考えます。投稿者の中では、前者は到着地でのレジャーが目的であり、その移動過程は単に手段でしかないと想像しています。旅行で利用した列車や飛行機の中での数時間の出来事など殆ど記憶にも残らないでしょう。一方で、後者は移動の過程そのものが楽しみであり、旅の徒然に見・聞き、味わうものが全て旅の記憶として長く残ると思うのです。
さて、現代社会での生活を、旅行や旅に例えてみましょう。旅行の様に慌ただしい生活をおくっている人達は、毎日が列車や飛行機での移動時の様な、味気ない生活を送っているのではないかと同情せざるを得ません。通勤時のすし詰め電車に乗っても、かわりばえのしない車窓の風景と下手をすれば毎日同じ車両に乗り合わせる何人かの「顔馴染み」を見ても、何の感慨も感じていない可能性もあるでしょう。何故なら、通勤は職場に向かうための「移動手段」でしかなく、毎日毎日通勤をわざわざ「旅」として楽しむ余裕など無いのかも知れません。
しかし、人生そのものも含め、私たちは日々旅の途中にあると考えた方が、精神的には気が楽になりそうな気がします。人生の究極の目的など無いか、あっても多くの場合は「夢」に終わってしまうものでしょう。もうすぐお迎えが来る間際、自分の人生はどうやら「人並みには幸せだった」と振り返ることが出来れば、それで十分でしょう。たとえ何らかの事情があって、やや人並みからは外れた場合でも、その人なりに幸福を感ずることが出来れば、それでも十分な筈だとも思います。
そう考えれば、旅行は目的に向かって能動的に行動することが求められますが、目的を達してしまえばそれでオシマイですが、一方で旅は日々の出来事を味わい、できれば楽しむことが目的(の様なもの)ですから、どちらかと言えば成り行き任せで、受け身で行動すれば良いだけです。その中で、自分が生き易い様に、工夫して「戦う・逃げる・耐える」というモードを切り替えながら、旅路をゆっくりと(自分のペースを守って)進むだけだと思うのです。できれば楽しみながら・・・。

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