« 3798 ミニ線状降水帯 | トップページ | 3800 ジャコウアゲハ(温暖化指標生物) »

2020年7月30日 (木)

3799 堤防の高さ基準で

隣県の水害の様子を見るにつけ、改めてこの国は水害(災害)列島なのだと深く認識しました。隣県ではほぼ全てが最上川の流域になりますし、川の全長が長いので、降雨と水害発生に時間差が生ずるのが今回でも河川水害の特徴だと思いました。水害で、何時も感ずる違和感は、堤防が越水を始めると、それが直ちに住宅地の浸水に繋がり、被害が大きく広がってしまうと言う事実です。つまり、人々は平時の河川の水面を基準として、そこから何メートル増水したかを確認する訳ですが、多くの場所では人々は堤防の上面より低い地面に、住宅や工場などの社会インフラを構築している筈なのです。
これでは、堤防から水が溢れた直後から、浸水被害が生ずるのは仕方がないと言うしかないでしょう。極めつけは、各地のゼロメートル地帯や干拓地やいわゆる天井川となっている輪中地帯に住んでいる人たちは、日頃から水害に敏感でなければならないでしょう。実際、輪中地帯の伝統的な住宅では、敷地の中に堤防の上面に相当する高さに石垣を築き、そこに「舟屋」と呼ばれる避難小屋を建て、丁寧にも軒先に小舟を吊り下げて、何年か何十年かに一度の水害に備えているのです。勿論、舟屋の中には日持ちのする保存食や水も備蓄してあることは言うまでもありません。
堤防は、多分30年に一度程度の水害を想定して補強されて来た筈です。一方、最近の水害は100年に一度級のものも散見されているのです。また、国交省が管轄する大河川や本流ではなく、補強が追いつていない中小河川や支流で発生する水害が多発していることを考えてみなければならないでしょう。私たちは、ハザードマップの浸水域を眺めて豪雨の度にクヨクヨ心配するより、ぜひ堤防の上面より標高が高く、土石流や浸水予想域の外に家や工場を建てて、安心して暮らしたいものです。勿論、水田などの農地は全体を嵩上げする訳にもいかないのでこの限りではありませんが。投稿者も、今の住居を建てる際には、比較的川に近いことを考えて、堤防よりは高い土地を求めましたので、一応水害に関してはリスクは最初から低いとは思っています。

 

|

« 3798 ミニ線状降水帯 | トップページ | 3800 ジャコウアゲハ(温暖化指標生物) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 3798 ミニ線状降水帯 | トップページ | 3800 ジャコウアゲハ(温暖化指標生物) »