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2020年7月27日 (月)

3797 ゲリラ豪雨

昨晩は、時間は短かったもののビックリすほどの豪雨でした。この時期、梅雨前線はたっぷりの水蒸気を蓄えて横たわっていますが、前線に近い場所で異なる方向からの風の流れがぶつかるところでは、集中的な降雨が起こります。同じ場所に雨雲が連続的に発生する場合は、線状降水帯などとも呼ばれますが、いずれにしても大気中に水分(水蒸気)が十分に蓄えられており、それが飽和水蒸気量に達しているか、それに近いにも拘らず水として凝縮していない状態、つまりは「過飽和水蒸気」の状態になっている場合、何かのきっかけで一度凝縮が始まると、連鎖的に凝縮して大粒の雨粒になって豪雨をもたらすと考えられます。
結局、温暖化によって南の海水温が上昇し、前線に送る水蒸気量が増えている事が、梅雨時期に集中豪雨が頻発する根本原因になっているのでしょう。従って、ゲリラ豪雨は前線の位置によって、全国何処にでも起こり得る時代になったと考えるべきです。しかも、線状降水帯による攻撃を受けた地域では、狭いエリアに豪雨が長時間続く結果、中小河川が短時間で氾濫を起こす災害にもつながるのです。勿論、沢や河川が許容できる流量の限界を一気に超えた場合、土砂災害も頻発する事になります。
豪雨災害で悲惨なのは、沢や中小河川の下流に建てられた家々が、土石流に巻き込まれて崩壊する災害の頻発です。現場を上空から撮影した写真を見ると、間違いなくそこは氾濫原であるが素人にも分かります。何故少しでも、氾濫原から外れた場所に家を建てなかったのかと悔やまれます。100年に一度と言われる水害が頻発するこの時代、改めてその地域の水害の歴史を100年くらいまで遡って、ハザードマップを作り直すべきだとは思います。

 

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