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2020年8月18日 (火)

3812 コロナ後の社会

「コロナ後の世界」と言う文庫本を読みました。世界の賢者と呼ばれる6人へのつい最近のインタビューなどをまとめたものです。示唆に富むコメントばかりですが、必ずしもそれぞれが100%賛成できるものでもありませんでした。勿論、共通ししており賛同できるコメントもありました。それは、コロナ禍から得られる教訓として、今を今後の社会のあるべき姿を熟慮するためのプラスの機会と捉えると言うコメントです。
その上で、投稿者なりの想いを少し書いてみようと思います。勿論、世界の行く末を論ずるほどの見識は持ち合わせていない浅学の身としては、取りあえずは身の周りの生活や、自分自身の生き方程度しか考える事は出来ませんが、それでもやはり今回のコロナ禍では、考えるところも多かった様な気がします。
さて私たちは、近年でもAIDSやエボラ出血熱やMERSやSARSの様な、致死率の高い疾病の流行に襲われては来ましたが、医学の発達や病原菌や、ウィルスの伝染力が限定的であった事や、国際的な協力体制もあり、どうにか限定的な範囲の感染拡大で抑え込んできました。しかし、今度のウィルスは、その上を行くしたたかさを持っていたようです。その感染力、その毒性、加えて多分その変異の素早さにおいてです。その結果、この種の疾病は、私たちの経済活動にも大きな影響を与えずには置かないことも改めて銘記させてくれたのです。
何より、私たち社会、とりわけ日本は、世界でも冠たる「密社会」である事実を再認識せざるを得ませんでいた。関東エリアだけに人口の1/3(4千万人以上)が密集して暮らすと言う密社会の構築を、戦後一貫して続けて来たのです。それは、経済成長や社会の(ヒト、モノ、カネを動かす)効率としては確かに良かったのでしょう。一時は世界第二位の経済大国にはなれた訳ですから。しかし、それはその間に局地紛争以外の大きな戦争が無かったこと、同様に今回のコロナウィルスの様な「凶悪な疾病」に襲われなかっただけの幸運な時期が重なっただけだとも言えるのです。結局、多くの自然災害の直後にも思うのですが、私たちはあまりにも平和な時代を過ごし、「平和ボケ」が極度に酷くなった国民だったと反省しなくてはならないでしょう。
事態はまだ進行中ですが、先ずは私たちに必要な事は、データに基づいて今回のコロナ禍を正確に評価し、では今後の同様な、あるいは異なる災害に対し、日頃から何を考え、何を準備すべきだったかを熟考する事が必要でしょう。医療体制、ロックダウンや自粛の範囲や程度、医療体制を含む社会的備蓄の種類と量、教育制度や人材の育成の在り方などなどです。しかし、考えてみれば、この様な事は、日頃から政治家やマスコミや日常の会話の中で、自然発生的に議論されて然るべき内容だとも思うのです。私たちは、あまりにも自分たちの社会の「青写真」に無関心でビジョンをを持たな過ぎると、強く反省すべきでしょう。続きます。

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