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2020年8月26日 (水)

3818 グリーンサイクル

「グリーンサイクル」に対し明確な定義がある訳ではありませんが、投稿者なりの定義では、「太陽光を含む自然の営みだけで成り立つ持続可能な(人間活動の)サイクル」とでもなるのでしょうか。勿論、人間の活動を除外すれば、太古の昔から自然の中ではこのサイクルは「完全な形」で動いてはいました。増えすぎた人間が、このサイクルを歪めたのです。このグリーンサイクルでは、今ある環境のバランスを改変することなく、太陽光、太陽熱、植物の光合成や生物活動の結果得られるものと、太陽光が形を変えたエネルギーだけを使い、木材など再生産可能な自然材料だけを使うのです。勿論、既に地上に掘り上げてしまった金属材料などは、リサイクルを繰り返して使い続けます。
このサイクルを回す駆動源は基本的には太陽光だけなので、自然環境を改変しない限りにおいては、100年後も持続可能だと言えるのです。自然の生物が太陽光を使って増やした有機物(バイオマス)は、毎年増やした分だけは使う事が出来ます。使った後の有機廃棄物は、元々水と炭酸ガスから合成された自然物であるため、適正に自然に放置すれば水と二酸化炭素に戻る筈です。
バイオマスの主な中身は、人間が作った農産物と林産物及び海産物などの自然からの収穫物、となるでしょう。繰り返しますが、1年間で使えるのは、過去1年間に自然が増やした量の範囲内です。勿論、木材の様に生育に数十年かかる場合は、その数十年で帳尻が合う様に計画しなければ持続可能性は崩れてしまうでしょう。
当然の前提として、モノを運ぶにもエネルギーが必要ですので、太陽光から得られたエネルギー以外は殆ど使えませんので、石油燃料を使うトラックで長い距離を運搬する事は出来ません。結果として地産地消が原則とならざるを得ないので、基本的には殆どのモノの供給を域外に依存する今の都市での生活は、このグリーンサイクルには全く馴染みません。人口や都市機能の地方分散の強力な政策が不可欠であることは言うまでもありません。

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