« 3805 原爆とコロナ | トップページ | 3807 猛暑考 »

2020年8月 9日 (日)

3806 チョウトンボ

年甲斐もなく、よく些細な疑問が湧きます。例えば、チョウトンボを見かけると、何故翅の先だけが透明で、根元は黒っぽいのかと言う疑問が湧きます。つまり何故、他のトンボの様に全体が透明ではないのかと疑問です。自然物の形や色には、必ず「必然性」があると思っていますので、黒い色には意味があって、その様に進化し、翅の先が透明なのはやはり意味があるのでしょう。しかし、全部が黒くなく、あるいは透明ではなく、一部がそうなっている理由は簡単に説明が出来そうにありません。素人として無理に訳を考えてみると、チョウトンボを遠くから見ると、先端の透明な部分は殆ど見えないので、さながら翅が短い昆虫の様に見えるかも知れません。トンボは細長い胴体と、やはり細長い4枚の翅が特徴的ですが、チョウトンボはその名の通り、遠目には蝶にも見えるかも知れません。
黒い蝶の中には、毒のある植物を食べて、体内に毒を蓄える種類もある様(例えばジャコウアゲハ)ですので、あるいはそれらの蝶の擬態で、外敵から身を守っている可能性は考えられます。いずれにしても、チョウトンボという種が確立して以降、進化の中で多様性が生まれた過程で、たまたま翅の先っぽだけが透明な系統がそうでない種より繁栄出来たのでしょう。
昆虫は、間接・直接の関りはの違いはあっても、100%植物に依存して生きています。植物の多様性もまた、投稿者の疑問の出発点でもあります。ほぼ同じような環境(例えば田んぼあるいは堤防の土手)でありながら、何故この様な植生の多様性が生まれるのか、全く不思議です。背丈が高いとか、多数の種子を作るとか、地下茎で伸びるとか、植物毎に他の種より優れている点はあるのでしょうが、結果としてその環境を独占すること無しに他の植物との棲み分けが出来ていますから、他の植物は優勢な植物の繁茂を抑え込む、見えない作戦(例えばアエロパシー物質の放出)を展開しているのかも知れません。いずれにしても、それらの多様な植物は、受粉のために多様な昆虫を必要としており、昆虫の多様性も保証している訳ですから、自然の仕組みの観察は飽きることがありません。投稿者が「環境人間」に脱皮した所以です。

|

« 3805 原爆とコロナ | トップページ | 3807 猛暑考 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 3805 原爆とコロナ | トップページ | 3807 猛暑考 »