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2020年8月30日 (日)

3821 空飛ぶ車2

空飛ぶ車における本質安全とは何でしょうか。矛盾はしますが、それは空飛ぶ車を高く飛ばさない事しかありません。飛び上がるためには、当然の事ですが機体(車体)を飛び切り計量に設計しなければなりません。という事は、今の車の鉄の車体の様に衝突時には変形して、衝撃を吸収する様には設計できません。精々、乗員や運転者の全身を包み込むような「エアバッグ」で守るしかないでしょう。しかし、高い高度で飛ばすためには、車体を重く頑丈にして、安全装置を何重にも準備しなければならないので、そもそも重すぎて離陸できなくなってしまうでしょう。現在のメタル構造の旅客機も、軽量化のためにグラム単位の「肉抜き」を行って、一人でも多くの乗客を乗せようと血の滲むような努力を傾けているのです。それでも、旅客機がトラブルでハードランディングした際の惨事は、年に何回か事故ニュースの映像で目にしますが、場合によっては機体が原型を留めない程ひどく壊れている事も多いのです。
結局、空飛ぶ車の本質安全を考えるなら、ハードランディングをしても、乗員の命を脅かさない様な高度で飛ばすと言うルールにしなければならないのです。つまりは、現在でも少しは使われている「ホバークラフト的」な乗り物とするしかないのでしょう。ホバークラフトなら、滑らかな道路さえ作れば、数センチから十数センチほど車体を浮き上がらせるだけで済むので、エンジンが停止して着地しても衝撃は最小限で済むでしょう。勿論、早いスピードで移動している場合に、路壁や他の車や人に衝突する危険については、今の車の事故と全く変わらないレベルになってしまいます。
とは言いながら、ホバークラフトが、今走っている車や人と混在する交通システムは事実上考えられないと言うしかありません。空飛ぶ車は、道路との摩擦を使って急停止する事ができず、数十メートルの滑空後にしか停止できません。空飛ぶ車はあまりに危険だと言うしかありません。結局、今の道路とは平面交差しない空飛ぶ車専用の道路を建設し、それを使わせるしか方法はないので、鉄道よりはやや建設費が少なくなるものの、新たなインフラを建設するしか方法は無さそうです。
何処かの駐車場から、目的の駐車場まで、自由に空を飛んで移動できる車など、どの道筋で考えても実現性はほぼゼロだと断言しておきます。早くその事に気付き、空飛ぶ車開発の人材と多額の予算を掛けるなら、今足元にある地球環境問題の解決にこそ振り向けるべきでしょう。

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