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2020年8月31日 (月)

3822 宇宙開発???

3821,3822で空飛ぶ車を切りましたが、返す刀で宇宙開発も切っておきましょう。これも何度か取り上げた表題です。「宇宙開発」などとボンヤリ書くと、何か大きな夢のあるプロジェクトの様に聞こえます。確かに、各種の測地衛星や通信衛星、GPS衛星などの様に、もはや日常生活に不可欠になった成果も多いのですが、一方で単に人を宇宙空間に滞在させるプロジェクトや、月や火星に衛星や人を送ろうとする「国威発揚」プロジェクトは、多額の費用やリスクの割には、得られる成果は少ないと感じています。例えば、国際宇宙ステーション(ISS)を見てみましょう。2024年まで運用を続けると仮定した場合、その費用は15兆円を超えると見積もられています。その費用を、新型コロナウィルスを始めとする、各種疾病の撲滅のための研究や、山積する地球環境問題に振り向けることができれば、どれだけその恩恵に与る人々が増えるかを考える時、勿体無さに軽いめまいを感じてしまいます。
ISSの運用開始(2011年)からのそこでの各種実験結果が、今世の中の役に立っている技術に応用されていると主張する人が居るなら、その「費用対効果」の理屈をじっくり聞いてみたいものです。天文学的な費用を掛けた実験の中身は、金よりも何桁も高価な数グラムの合金作成であったり、高額過ぎてとても人には使えない薬剤の製造だったり、単なる無重力下での動物や植物の飼育実験だったりするのです。実験者を宇宙に送る費用や、滞在のための物資を送る費用を考えると、一人当たり、1日当たりの滞在費用たるや、軽く億円単位になると想像しています。
増してや、単に再度人類を月に送るとか、数年を掛けて人を火星に送るなど、莫大な費用と宇宙飛行士の精神破壊などのリスクを考えれば、一体何を考えているのか、本気で言っている人たちの頭の中身を疑いたくなります。
宇宙には、真空と無重力と宇宙塵や強烈な「宇宙線」しか存在しないのです。ISSに長期滞在した人たちのその後の健康状態に対する報告は少ないのですが、長期の無重力状態やISSを突き抜けてくる宇宙線を地上の2桁も多く浴びることが健康に良い筈がないでしょう。トータルで考えても、衛星打ち上げ以外の宇宙開発は直ちに縮小か中止にして、人材と費用を地上の問題解決にこそ振り向けるべきです。特に、かつてISSに滞在した人たちが、宇宙開発を美化し、徒に子供の宇宙飛行士になりたいなどの夢に駆り立てるのは、無責任な罪でもあると言っておきます。私たちの住む(住める)世界は、この美しい地球の表面にしかないのです。

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