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2020年9月16日 (水)

3835 構造と機能とニーズ

この表題については、以前も「団子三兄弟の法則」として書いた様な気もしますが、どうせ人気の無い随筆日記の様なブログですので、重複しても構わないでしょう。さて、少し誇張はありますが、万事は「構造(Structure)」と「機能(Function)」として説明できると言うのが投稿者の考えです。例えば、脳と言う構造があって、その上で心(精神)という機能が走ります。会社組織と言う構造があって、初めてビジネスが動くと言った具合です。同様に、文法と言う構造があって、初めて言葉が意味を持って機能し、コミュニケーションが成立することになるのです。
今、五感で感ずる事ができるほぼ全ての事象が、この構造と機能で説明できると仮定しても、それでは何故その様な構造が出来たかの説明までは出来ません。何かが欠けています。その欠けているものこそ「ニーズ(必要性)」であると投稿者は気が付いたのです。つまり、何らかの必要性があって、それを満足するための機能を持つ構造が徐々に出来上がって来たと考えた訳です。脳は、進化の過程では、単なる神経節(神経の交差点)に過ぎませんでした。神経が体の隅々までつながっていて、その末端からの刺激(入力)に対して、どう行動すべきかの指令(出力)を出すのが、神経節の役割だったのです。
しかし、その神経節は徐々にですが単なる反射行動の出力だけではなく、種々の判断や少し先の予測、結果としては将来の行動の計画まで思考を巡らす事ができる器官にまで進化したのでした。その原動力としては、進化の過程でより多くの子孫を残し、地球上で繁栄すると言うニーズがあってこそ、脳と言う構造を大きく発達させてきたとも言えるでしょう。言語の発生の初期に、いくつかの単語があったとしても、それを単に並べても他者に複雑な意味を伝える事は出来なかったでしょう。そのもどかしさがニーズとなって、徐々に文法が出来上がり、それを使って微妙はニュアンスも伝えられる文学なども並行進化してきたのでしょう。
もし、今すでに存在する構造と機能、例えば社会や政治や各種のビジネスなどの正当性をチェックしたいと思ったのであれば、先ずはその背景にあるニーズを今一度確認してみるのが近道だと思うのです。戦後、この国の社会があるいは政治システムが今ある様になった背景としてのニーズを見直せば、どの様に軌道修正をすべきかどうかが判断できるでしょう。但し、それはあくまでもそのニーズが、「ある基準に照らして正しい」と判断される場合に限られることは自明です。間違ったニーズは、間違った構造や機能を出現させるからです。正しいニーズとそのに基準に関しては続きます。

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