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2020年9月 5日 (土)

3826 観光業界のシェイクダウン

インバウンドも、日本から海外に出かけるアウトバウンドも激減し、観光(旅行)業界は、このコロナ禍で大きなダメージを受けています。90%の激減などと言う数字は、これまでの連続的な経済活動の中では、激震でパックリと大きな断層が出現した様なショックなのでしょう。断層ですから、元に戻ることはなく、地震が治まった後にもかなりの後遺症が残ると想像しています。大きな地震では、例えば鉄筋コンクリート造や鉄骨造の耐震構造の建物は残るでしょうが、古い構造の華奢な建物は倒壊してしまうでしょう。
お国の旗振りで、急増したインバウンド客を受け入れるために建増しした宿泊施設や、急激に数を増やした旅客機や高速バスと言った設備投資が、このコロナ・シェイクダウンに耐えられるかどうかですが、投稿者としてはかなり難しいと見ています。つまり、減価償却が進んだ設備で対応可能は事業者は残れるのでしょうが、急激な投資で多額の負債を抱えている事業者は、間違いなく資金繰りに行き詰まり、消えて行かざるを得ないと見ているのです。
社会が行動自粛に慣れてくるにつれて、人々は熱に浮かされたかの様に旅行に出かけ、美味しいものを食べ、それを写真に撮って、お土産やブランド品を買って帰るだけの旅行(物見遊山)などのために、何もしょっちゅう出かけなくても生きていけるという事に気が付いたと言う事なのでしょう。
統計データを少し振り返ると、2012年までのインバウンド旅行客は精々1千万人以下のレベルで推移していたのです。しかし、国が突然旗を激しく降って、あっと言う間に(5-6年で)3千万人を数えるレベルまで増やし続けたのでした。さあ次は4千万人だと意気込んだところを襲ったのがコロナ禍だったのです。冷静に眺めれば、数年で3倍に成長する産業など、誰が考えても「バブル需要」でしかないことに気が付く筈なのです。関係者には申し訳ないのですが、バブルは弾けるしかありません。バブル前の、1千万人レベルの設備状態に早急に戻さなければ、観光(旅行)業界は壊滅的な打撃を受けてしまうだろう事は素人目にも明らかです。

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