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2020年11月27日 (金)

3856 Re100?

腰が重いこの国も、国際世論には抗しきれず、ついに2050年CO2排出ゼロ≒再エネ100%(Re100)を宣言するに至りました。とは言いながら、中身について言えばなんちゃって排出ゼロであって、厳密なRe100にはなっていないでしょう。それは、相変わらず原発にこだわりCO2フリーエネルギーと位置付けていますし、廃炉計画も有耶無耶なままとなっているからです。真のRe100とは、エネルギーの源を100%太陽光に依存する社会を指すからです。勿論、CO2を排出しない、地熱や天体の動きによって生ずる潮汐エネルギーなども際エネに加えてもは良いでしょう。しかし、原発は建設にも廃炉にも多大なCO2を発生させますし、何より大量の放射性廃棄物の発生は、その処理において全く持続可能ではないと銘記すべきでしょう。
Re100に近づくために必要な行動は、先ずは社会が私たちが消費するエネルギーを今の半分以下にすべく徹底的な省エネに勤しむべきでしょう。資源エネ庁の2017年度のデータでは、この国の再エネ率は16%とされていますが、もし50%削減の省エネに成功すれば、再エネ率は現状のインフラのままでも一気に30%以上に跳ね上がるのです。エネルギー消費を現状レベルのままに放置するなら、2050年どころか、2100年であってもRe100は達成できないでしょう。
次に必要な行動は、都市に群れて暮らすライフスタイルを逆転させることです。太陽光は、緯度の不公平はありますが、世界に遍く注がれます。Re100は100%太陽光に依存する暮らしですので、都市では一人当たりの太陽光の割合は極端に小さくなるからです。一方、田舎では農地では勿論食料生産には100%依存していますが、森林や里山におけるバイオマス資源や住宅であっても、一人当たりの太陽光が利用できる面積は、都会に比べれば2桁くらい大きく取れる筈なのです。言い換えれば、都市生活は最もRe100からは遠い暮らし方だと思うのです。

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