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2020年11月30日 (月)

3858 セミ環境企業

真の環境経営の方向に進んでいて道半ばの企業を、仮に「セミ環境企業」と呼ぶことにします。そのための条件としては、いくつか挙げられますが、ここでは原材料とエネルギーに着目して考えてみます。
先ず原材料ですが、例えば金属は厳密に言えば、たとえリサイクルはするにしても、地下資源には違いはありませんし、リサイクル率にしても金(ゴールド)等は別にして、100%の達成はとても無理ですので、やはり消耗する資源と呼ぶしかありません。例えば、リサイクルの優等生のアルミや鉄にしても、再溶解の過程でノロ(酸化物)が発生しますので、これは埋め立て処理しか方法が無いでしょう。これは立派なごみであり、環境への負荷そのものです。金属に替わる材料として、例えば、高密度に圧縮し形状固定した木材であれば、ほぼアルミ並みの強度が出ると言われています。木材は方向性のある材料の代表ですが、貼り合わせて複合材の様に用いれば問題無いでしょう。この木材は、リサイクルも進めますが、使えないものは最終的には燃料として利用(サーマルリサイクル)すれば、熱とCO2に戻りますから、使った木の分だけ再度山に植林してやれば、CO2もリサイクルが可能となるのです。(CO2:カーボンニュートラルと呼びます)勿論、企業は、木を利用するだけではなく、森林の再生にも関われば、環境企業の姿勢としては完璧でしょう。また、木材が姿を変えて「紙」としての利用にも将来性が隠されています。紙は、建築資材としても注目されているからです。貼り合わせた紙は、天然物による「複合材」と呼べる強度を実現できる素材でもあるのです。
さてエネルギーです。木材を原料として利用する企業では、廃棄される製品から外した木材や製品にならなかった端材や切り屑などを燃やせば、熱エネルギーや電気エネルギー源として「バイオマス」をリサイクル利用する事になります。これに加えて、工場の広い屋根を利用して太陽光発電や太陽熱利用を進めれば、工場で使うエネルギーの2-3割程度は再エネで賄える筈です。加えて、製造プロセスの省エネ化を徹底的に追及すれば、再エネ率50%(Re50)も見えて来るでしょう。
地下資源ではなく、天然物を原材料として用い、再生可能型エネルギーを使って製造するセミ企業が増えて来て、その割合が一定以上となった企業については、例えばISO14001の様な認定制度によって認証、し製品にも表示できる様にすれば良いでしょう。

 

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