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2020年11月16日 (月)

3851 努力はシームレス

環境問題やそれを含むSDGsによるゴール(目標ではない)の解決には、国や企業の努力は不可欠ですが、だからと言って市民が座して眺めていれば良いと言う訳ではありません。それどころか、市民が主体となって考えなければならないと思うのです。市民ができる事は勿論限られてはいます。しかし、70億をはるかに越えてしまったヒトの数(人口)の力は莫大です。
例えば、レジ袋やストローです。この国でのレジ袋の消費量は、一人当たり300枚/程度で、石油換算にすればタンカー2隻分程度と言われていますが、最近スーパーなどで観察していると、かなりの割合でレジ袋を買わない人が増えている様です。レジ袋の有料化を決めるのは、行政や業界団体ですが、そもそもレジ袋を欲しがったのは、市民の側だった筈です。ストローも同じでしょう。カップから直接飲み物を飲むことはできるのに、数分間使っただけでポイ捨てしてしまうストローを欲しがったのは、歩きながら飲み物を飲みたいと言う市民の我がままだったのです。つまり、環境保全(改善)への努力は、市民こそが主体になって進めなければならないと言う事でしょう。
もとより、企業は消費者のニーズにおもねって売り上げを上げ、シェア拡大を図るために、あらゆる努力を払ってきた訳ですが、それを良いことに、私たち市民はその「我がまま度」をドンドン上げて来たと思うのです。それを逆回しするためには、市民は多少の不便は我慢し、企業はより環境負荷を下げるモノづくりを指向し、国は長期的展望に立ってそれを主導しなければならない筈なのです。その方向さえ正しければ、環境負荷は徐々に下がり始めるでしょう。国の役割をもう一つ挙げるなら、その努力の結果を数字として把握し、必要であれば法的あるいは行政指導上の軌道修正を加える事でしょうか。私たちが環境に依存しなければ生きていけない限り、国、行政、市民の努力は、完全に境の無いシームレスでなければならないのです。今日は短く。

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