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2020年12月 7日 (月)

3860 石油価格

仕事や山登りで結構車で長距離移動をします。環境人間としては、少し控えたいのですが、仕事は致し方ありません。軽自動車なので、出先で度々給油せざるを得ませんが、どこでも最近のの石油価格は低値安定している様に見えます。それと言うのも、背景にはコロナ騒ぎで経済活動が低迷している事があるのでしょう。そのため、いくらこの国のリーダーが2050年のゼロエミッションを宣言しても、石油に対抗すべき「再エネ」拡大の機運がちっとも上向かないのです。
石油価格で思い起こすのは、1970年代の二度にわたる石油ショックです。この時期には、雨後のタケノコの様に、あらゆる再エネが脚光を浴び、実際にもプロトタイプが作られたたりもしました。その頃住んでいた香川県では、NEDOが主導しての太陽エネルギー利用の博覧会(太陽博)も開催されたほどでした。各地で石油に替わるバイオマス(薪やオガライトと呼ばれる木屑燃料やペレット燃料など)も盛んに製造利用されていたのです。しかし、私たちは再び石油価格が下がってくると、その便利さにすっかり溺れ、再エネの殆どを放り出してしまったのです。唯一太陽光発電だけは、いくつかの大メーカーが研究と実用化を続け、ついにはシェアで世界一を取ったのですが、それも大規模な設備投資を行った、DイツやC国に追い越されたのでした。勿論、メーカーが見切るのが早かったバイオマスや風力発電などは、地道に実用化レベルを上げて行った欧州勢にアッと言う間に置いて行かれたのでした。
しかし、指摘しておかなければならないのは、欧州のゼロエミッション宣言とこの国のそれとは雲泥の差があると言うしかないでしょう。と言うのも、よくよくこの国の政策を吟味してみると、例えば車関係では、ハイブリッド車やエンジン付きモーター駆動車もEVと位置付ける様ですし、多量の石油エネルギーや電力を使って設備を維持管理しなければならない原発もゼロエミッションエネルギーと位置付ける様なのです。これでは、「まがい物のゼロエミ」と呼ぶしかないでしょう。投稿者の願いは、一日も早く再びの、そして未来まで続く「石油ショック=石油価格の高値時代」が到来する事なのです。それによって、石油を使う製品や運輸やサービスが割高となり、再エネや地産地消の強い追い風が吹くでしょうから・・・。

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