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2020年12月22日 (火)

3866 大人の役割

投稿者は、今度誕生日が来ると満70歳ともなりますので立派な年寄りです。さて自分の来し方を見ても、何を成し遂げて、何が成し足りなかったのかを考える時、忸怩たる思いに苛まれます。特に、若い人を育てる事に於いては後悔しきりです。自分自身の子供たちを含め、会社員時代に部下となった人たちを育てると言う視点をあまり強く持っていなかったと猛省しているのです。若い人たちは、勿論放っておいても自ら考え、力をつけてい行くタイプの人たちも少数は居るのでしょうが、大半は大人(や年寄り)が導いてやる方が良く伸びる事ができそうに思うのです。
大人の役割としては、勿論全てのお膳立てを整えて、若い人達にそれを与える事ではありません。そんな事をしても、彼らの力がつかない事は明らかでしょう。何故なら、それでは彼らが自ら考えて行動すると言う能力が使われずに、大人に甘えてしまう事に慣れてしまうからです。そうではなくて、大人が準備すべきは、若者たちが行動を起こしたくなる、あるいは行動を起こさざるを得ない状況を演出してやることだと思うのです。勿論、最初は少し努力をすれば行動し、結果が出るような課題が望ましいのでしょう。そして、彼らの能力も、課題の難易度も同時並行にステップアップすればなお理想でしょう。とは言いながら、課題には歯応えがありすぎて、若者が挫折してしまう様なものも必要でしょう。たとえ一度挫折しても、その後に力をつけて再挑戦するかも知れません。だから、大人の役割は、もし挫折してもそれが今の実力であり、研鑽を重ねればやがてクリアできる筈である、と若者を励ましてやることだと思うのです。
さて衣食住など、今の生活に不都合を感じていない若者は、自分の内側から出てくる「渇望」に不足していますから、当然の事ながら課題など見えにくいでしょうし、向上心も弱いと想像しています。しかし、世の中、特に世界を見回すなら課題は山積している事に気が付くでしょう。それを国連が取りまとめたのがSDGsであり、大きくは17個のカテゴリーの169個の到達すべきターゲット(=ゴール)を定めたのでした。それも2030年までのゴール到達を目標にしていますので、まさに今の若者に向けた課題でもあるでしょう。とは言いながら、その範囲は気が遠くなるほど広く、気が遠くなるほど高い目標なのです。全世界の国々は、軍拡競争や何の役にも立たない宇宙ビジネスなど直ちに中止し、それらのゴールを目指して直ぐにでも行動を起こさなければならない時期なのです。年寄りは、自分たちの幸福はかなり削ってでも、若者たちがそれらの課題に立ち向かうステージを整える事に最大限注力すべきだと思うのです。

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