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2021年1月11日 (月)

3872 温暖化と豪雪2

日本では、連日豪雪のニュース一色ですが、実は海の向こうのスペインやポルトガル当たりでも50年ぶりの豪雪に襲われている様です。1月3日のジェット気流の解析図では、寒気が東アジアの他に、ヨーロッパではピンポイントでイベリア半島方面にも入っている事が明らかです。イベリア半島の沖には、良く知られている様に、主要な暖流であるメキシコ湾流が流れていて、日本における日本海側での豪雪と全く同じメカニズムで大量の降雪となった訳です。
手元にデータはありませんが、間違いなくメキシコ湾流の海水温も例年より高くなっていたと思われます。繰り返しになりますが、苛烈な気象は地上(海面)と上空の寒気との、より大きな温度差で引き起こされた激しい上昇気流と、巻き上げられた大量の水蒸気によって引き起こされるのです。具体的には、地上と上空1500mに入っている寒気との温度差が40℃以上になると、大気の状態が極端に不安定になって、災害級の気象が発現する事につながると言われています。
地球の温暖化、とりわけ海水温度の上昇によって、これまでは何十年かに一度しか起こらなかった様な、強烈な熱波や寒波や台風や豪雨による大災害が、毎年の様に襲ってくることになるかも知れません。と言うより、最近の国内外に起こった、この種の災害の多さや大きさを眺めても、既にその様な時代に入ってしまったと見るしかないでしょう。私たちは、その災害に大規模な建設や土木技術を駆使して立ち向かうのではなく、災害が頻発する様な地域を放棄して、より安全な地域へ移動するしかないとも思うのです。「天気の子」ではありませんが、東京などの海面より低い地域(ゼロメートル地帯)は、間違いなく潜在的に水害的に危険な地域である事は間違いないでしょう。豪雪も雪に姿を変えているとは言え、苛烈な気象による「水害」である事には変わりがありません。地球上の一地方に豪雪や豪雨が起こるという事は、他方では必要な雨が降らない干ばつが広く発生する事につながります。稿を改めますが、これは間違いなく食糧問題を引き起こす原因にもなっていくのでしょう。

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