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2021年1月10日 (日)

3871 温暖化と豪雪

今年は、数十年ぶりの豪雪となりそうです。北極気団の縁を取り巻くジェット気流の蛇行により、取り分けバレンツ海からの冷気を運ぶ流れが、東アジアがすっぽりと強い寒気に覆われているのが直接の原因ですが、今回の豪雪には別の要因もありそうなのです。それが、いわゆる温暖化による気候変動です。今年の日本近海、とりわけ日本海の海水温が、例年より2℃ほど高いと観測されていますが、この寒気団と高い海水温が豪雪をもたらすのです。海水温が高いと、海面からさながら温泉の様に湯気(水蒸気)が発生します。これに寒気が作用すると当然の事ながら厚い雪雲が発生し、日本海側に大雪をもたらすのです。
海水温が高いのは、今回の寒気団が降りてきた際に、日本海に「台風並み」の低気圧が発生した事でも裏付けられています。その低気圧の衛星写真を見ると、まるで台風の様に「目ができていた」のでした。低気圧は、上空の寒気と地上(海面)の温度差が大きいほど、強烈に発達します。それは、夏場に強烈な日射があった午後に、強大な積乱雲が発生するメカニズムと同じなのです。海水温の上昇はたった2℃ですが、上空のマイナス40℃近い寒気との温度差は50℃にもなるでしょうから、台風並みの低気圧が発生しても不思議はないでしょう。夏場、フィリピン沖の30℃を超える海水温と上空のマイナス10℃程度の大気が作る温度差よりも大きいからです。
温暖化が気象を激甚化させる原因は、まさに温暖化によって、大気中の水蒸気量が増え、更に海水面と上空の大気との間により大きな温度差を発生させる結果、大気がより不安定になって、大気の対流や風を激しくさせて強風や豪雨や豪雪をもたらす事につながるのです。昨日のNスぺでも、温暖化の恐怖を本気で強調していましたが、もしかすると私たちは、PONR(Point of no return=後戻りできないポイント)にすでに到達しているのかも知れません。人類にとって、取り分け次世代にとって、恐ろしい事ではありますが・・・。

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