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2021年2月17日 (水)

3897 バブルは無くならない?

どうやら株バブルになっている様です。お金(マネー)の量が、実体経済をはるかに超えてダブついて以降、お金は自分自身を増やすために、人間の思惑を超えて幾多のバブルを引き起こしてきました。曰く、石油、土地、債券、IT、そして今は株や電子マネーに、巨額のお金が向かっている様です。つまり、お金はそれに関わる人たちの「思惑」が、近い将来にその価値が膨らむと目論んだモノや価値に向かい、自身の価値を増やす方向に流れるのです。それは、お金を誰が所有しているかには関わりなく、所有者が管理を委託している団体や人の思惑に左右される訳です。曰く、銀行マネー、曰く生保マネー、曰くGPIFマネー、曰く石油マネーなどなどです。これらが、国や個人の思惑を超えて、自由奔放に、時に大きな流れとなって世界を駆け巡るのです。
モノが動かないのにお金だけが動けば、当然の事ながら誰かが儲け、誰かが損をするマネーゲームですが、もし誰も損をしないとすれば、それは間違いなくバブルであり、バブルは自然の成り行きとして崩壊しなくては収まりがつかないのです。人類は、経済の仕組みとしてお金を発明しましたが、ある時期以降は、どうやらお金に支配されつつあると見なければならないでしょう。それは、自由なお金が、主要な国々のGDPをはるかに超えて存在し、虎視眈々と次なる攻撃先を狙っていて、ホンの小さなきっかけで、あるターゲットに向かってドッと流れ始めるのです。マネーが電子情報となってかなりの時間が経ちましたが、それをいまは動かすのに1秒(多分ミリ秒以下)も掛からないのです。
お金は、実は毎秒毎秒増え続けもいます。例えば、石油などの地下資源を掘り出せば、それが石油製品となって流通を始めるや否や、それはあるお金と交換できる価値が生まれた事になるので、世界に流通するお金の総量は増える事になります。つまり、お金は何か異常なインフレ現象でも起きない限りにおいては、その総量は人間のコントロール力を超えて増え続け、ますますその凶暴さを増すのはほぼ間違いないと予測できるのです。
さて、この流れは変えられないのでしょうか。お金の総量を増やさない仕組みとしては、例えば物々交換が挙げられます。価値をお金に代えないで、モノとモノを直接交換する訳です。その変形としては、モノ(例えば食糧にもなるコメ)をお金代わりに扱う江戸時代の様な仕組みもあり得るでしょう。この仕組みは、実は田舎と都会の出来てしまった「お金格差」を是正するのに有効です。コメをお金に交換してしまうと、市場によって価格は抑制されますが、一方でたとえばコメで電化製品が買えれば、交換レートを日本銀行と同等の公的機関が関わる仕組みがあれば、普通のコメ農家もそれなりに裕福に暮らすことも可能となるでしょう。勿論、コメを直接移動させる訳ではなく、お札に変わるお米券を発行するのです。同様に、林業は木材券を発行し、メーカーは独自の製品券も発行できる様にします。お金の量が減ると、世の中の巨大なバブルも消滅すると思うのです。投稿者は、そんな狂暴なお金とは出来るだけ距離を取って暮らしたいと考えている高齢者の一人です。

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