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2021年4月29日 (木)

3938 CO2半減3

CO2削減に関して投稿者からの提案は、先ずは省エネで3割削減を達成するべきだ、というものです。単なる、節約やケチケチ作戦だけで達成できる省エネは多分最大でも10%程度でしょう。しかし、本気モードでしかも工夫を重ね、ミリミリの省エネを実行すれば3割削減も視野に入って来る筈なのです。
例えば製造業ですが、どの工場を見回しても、エネルギーが無駄に使われている事に気が付きます。勿論誰も居ないトイレに電気がついていたり、長時間使われていない設備の電源が入っていて、暖気状態になって居たりと言った誰が見ても「明確なムダ」も見つかるのでしょうが、多くの無駄は「一見必要なムダ」あるいは「隠れムダ」なのです。ここでのムダなエネルギーとは、製品に付加価値を付けていないものを指します。例を挙げるなら、マテハンに関わるムダエネルギーがあります。工場の中で、材料や仕掛品を運ぶのに使われるフォークリフトや天井クレーンに使われるエネルギーは、製品に付加価値を付けていないという理由で無駄なエネルギーなのです。しかし、それが無いと作業が進まないという理由で使われているのでいわば「イエローカード」のエネルギーなのです。同様に、空調や掃除機などのエネルギーもイエロー(黄)エネルギーに分類されます。その意味で、工場で消費される圧縮空気の半分以上は、黄エネルギーと断定しても良いでしょう。
投稿者が長年眺めてきて、平均的な工場では、製品製造に必須の「青エネルギー」は4割程度、上記の「黄エネルギー」が同程度、残りは全くムダである「赤エネルギー」だと断言できます。つまり、赤エネルギーを徹底的に潰し、「黄エネルギー」を半減させるだけで、工場エネルギー(=CO2)の3割削減は十分可能なのです。
サービス業だって、この例外ではありません。ショッピングセンターではまぶしい程照明が目に入り、入口も食品売り場も日用品売り場も全く同じ温度設定としている冷暖房温度、など無駄が一杯なのです。サービス業では冷暖房も「青エネルギー」に分類はされるのでしょうが、細かく言えば強すぎる冷房が苦手な客(子供や高齢者)もいる筈なのです。ならば、冷暖房温度を抑え気味にする、弱冷、弱暖エリアを設定する事により、その分の空調エネルギーが削減できるでしょう。これは、むしろサービスの向上であり、省エネとサービスの質は矛盾しないのです。
単なる、再エネ代替だけでCO2半減の達成は全く無理ですが、省エネで3割のCO2削減を実現し、後の2割を再エネへの転換で稼げば、2030年のCO2半減は十分達成可能な数字となるでしょう。

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