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2021年5月 1日 (土)

3939 環境スペクトラム

公共放送で、典型的な男と典型的な女の間には、多様なスペクトラムの性が存在するとの内容の放送がありました。確かに、自分の知っている範囲の人たちを観察してみても、それは言えそうだと感じます。つまり、少し女性っぽい男性や、かなり男性っぽい女性などを見かける事があります。
このスペクトラムという概念は、多くの事象にも敷衍できそうだとも思いました。例えば、人が開発した「人工環境」と「天然自然」の間には、たぶん無限のスペクトラム(別の言葉ではグラデーション)が存在すると想像しています。つまり、見かけ上の天然自然の環境の様に見えても、かつてそこに人間が立ち入ったり、その環境に何らかの働きかけを行った事があれば、最早そこは無垢の天然自然とは言えない場所になります。一例として、里山がありますが、そこにはかつて(あるいは現在も)人が入り込み、薪炭や山菜を行っていた訳で、時には(人間にとって)有用な樹木や植物を植えたりもしたでしょうから、半人工環境と読んでも差し支えないでしょう。一方で、都市の様に一度自然を壊して、人工物で覆われた都市は、ほぼ100%の人工環境だと言えるでしょう。しかし、その人工環境にもやがて自然、雑草や樹木や生き物が入り込み、環境のグラデーションを作るのです。
翻って、全て人間が作り上げたシステムにもスペクトラムが存在しそうです。例えば経済システムです。例えば、超お金持ちたちと極貧の人たちの間には、殆ど人の数ほどのスペクトラム=グラデーションが存在する筈です。同様に、お金を切り離しても人々のいわゆる「幸福感」にも同様にグラデーションが存在するのでしょう。結局、ゼロか1かというデジタル=コンピュータの世界は、非常に例外的なケースだと見た方が良い、と投稿者は思うのです。或いは、デジタルを無限に細かく分割すれば、それは最早無限のグラデーションを持つアナログの系と変わらなくなると言い換えても良いでしょう。スペクトラム=グラデーションは、白か黒かと言った明確な答えが導きだせない問題、例えば環境問題やあるいは社会問題の様に、を考える上で、非常に重要な概念と言えそうです。

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