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2021年6月 7日 (月)

3947 人口の地方分散

何故人々が都市に密集して暮らしたがるのか、10年ほど前に田舎にUターンした投稿者としては未だに適当な説明に巡り合えず謎のままです。人間というものは、サルがサル山に群れて棲むように、生物学的にその様な生き物なのだ、と考えるしかない様です。都市生活は、便利ではあるにせよ、他方では多くの問題も抱えているのはな違いないでしょう。今回のコロナパンデミックもその一つでしょう。歴史上、多くの感染症によるパンデミックでは、都市部における過密がその感染拡大の主たる原因であった事は自明です。感染症とは、そもそものスタート点は動物であったにせよ、人類における拡大は、人と人との接触によって感染ものだからです。
人口の集中は、実のところ逆戻り出来にくいのも事実です。いくつかの国で、首都を全く別の場所に移すという「実験」をしたことがありますが、新しく作った人工都市としての首都が、拡大して多くの人々が移り住んだという実例は耳にしません。きっと、移った官庁に勤務する官僚と政治家及びその家族と、学校や商業などの最低限のサービス業が移っただけなのでしょう。先ほどの、生き物として人間の性質に関しては考察するなら、どうやら人は猥雑な環境が好みの様なのです。つまり人工的に真四角に区画整理された街並みよりは、道が曲がったり、三差路があったり、広い道に小路が斜めにつながっている様な、せせこましい街が好きな様なのです。
それは仕方がないのですが、では現状のままで良いかという問いに対しては、殆どの人がNoと言うしかないと思うのです。例えば、地震や風水害と言ったインフラの損壊を含む災害に対しては、都市は非常に脆弱であるのは自明でしょう。それでもなお、人々は海面より低い土地に住むのを止める事が出来ません。そこが便利で、長年住み慣れた場所であるという理由で・・・。しかし、行政としては地方再生に向けて大臣を指名するくらいなら、是非とも人口が地方に分散する様な、強力な経済的インセンティブを設定して貰いたいものです。手法は簡単です。税制に少し地方に向かう傾斜を作りだけで良いのです。具体的には、過疎に悩む地方の税金を少し安くするのです。或いは、都市部の税率を少し高くして、その分を地方移住の際の補助に回すといった、「経済的傾斜」をつける方法もあるかも知れません。

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