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2021年7月 3日 (土)

3960 水蒸気ドーム?

温室効果ガスとしての水蒸気の効果は、忘れられがちですが、温室効果の6割は水蒸気由来で、二酸化炭素の影響はと言えばかなり小さく2割程度であることを銘記すべきでしょう。勿論、僅か50年ほど前には280ppmだった二酸化炭素が、今や400ppmを大きく超えている事を過小評価すべきではありませんが。さて、水蒸気です。水蒸気の形態にもバリエーションがあります。つまり、全く目にも見えない分子サイズの水蒸気もあるでしょうし、雲の様にある大きさ以上の粒径になっていて、目で見てもはっきり分かる場合もあるでしょう。また、その水蒸気の粒が凍結して氷の粒になっているケースだってあるでしょう。
しかし、温暖化に影響を及ぼすのは、間違いなく最初の「目には見えない水蒸気」である事は名違いないでしょう。何故なら、目に見える水蒸気はむしろ上空で、太陽光を遮ってしまって、地上へ届く性器外線をもかなり減じてしまうからです。つまり、温暖化に寄与する気体は、かなり波長の短い可視光も、赤外光も一旦は透過させ、地上を暖めて宇宙に戻る赤外光や遠赤外光をブロックし、地上に押しとどめる性質を持つ筈なのです。その意味で、異常高温が観測されている地域においては、暖気のドームが出来ているのと同時に、ある条件下にある水蒸気のドームも重なって出来ている筈なのです。
その様な暖気ドーム+水蒸気ドームが、Ω型に蛇行した偏西風のポケットに入ってしまった時に、たぶん1週間ほど続く異常高温の原因になるのだ、と投稿者は見ているのです。温暖化効果の最も高い状態の水蒸気ドームがどの様なメカニズムで出来るのかは、まだ説明しきれませんが、火山ガスや砂漠や海洋から発生する微細粒子やミストが関わっているのかも知れません。春先に、黄砂やPM2.5が原因となって空が霞み、同時に春先にしては気温の高い日が観測されることがありますが、この時期の高温も同様のメカニズムで発生し、偏西風が弱いために現象が長く続くのだと考えらます。

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