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2021年7月16日 (金)

3965 パワーの均衡・平衡

世の中の動きを眺めていると、常にパワーとパワーのぶつかり合いや均衡に関するニュースが溢れている様に見えます。国内の於ける、企業間のシェア争い、古くはB国とS連の軍事パワー競争、近くはB国とC国の経済覇権争いなどが思い浮かびます。背景を少し考えてみると、この地球上には最早「フロンティア(新天地)」と呼ばれていた、開発余地が殆ど無くなったことに思い至ります。古くは、B国の西部、戦争の種ともなってきた、アジアやアフリカには少し前までは、確かにフロンティアと呼ばれる開発余地が残っていました。しかし、底に複数の大国のパワーが入り込み、互いに覇権を主張しながらそこをドカドカと踏みにじってきた訳です。
争い事は、その地域の資源を求めてだったり、あるいは宗教やイデオロギーが絡んでのケースだったり、その両方だったりしたのででしょう。インドシナでもC鮮半島でも、中東でも、アフリカでも同様の事が起こった筈です。その結果残されたのは荒廃した国土と力で無理やり分断された人たちの心のシコリや小規模な紛争の頻発だった訳です。
つまりパワーとパワーの間に、隙間が有る内は、そこがクッションになって紛争は避けられた時代もあったのでしょうが、地上に人類が溢れ、相対的に地球が小さくなってしまった現代においては、地球の至る所でパワー同士が接触し、均衡・平衡が保たれている内はまだマシですが、それが少し崩れると火の手(軍事衝突)が始まってしまう訳です。Aフガン、中東、Aフリカの複数の国々での主権争い、S閣諸島や南シナ海などの島しょ部(の地下資源)の先取り合戦、果ては北極海の資源先取り合戦まで、パワー同士のせめぎあいの種は尽きません。
問題は、この種のパワーのせめぎあいには、後退は無いと言う点です。一方が、少しでも引けば、直ちに相手方が攻め込んで優位を獲得してしまうでしょう。つまり、パワー同士のせめぎあいは、強まりこそしても、弱まる事は考えられない訳です。勿論、地球の資源は有限ですし、イデオロギーや宗教のせめぎ合いにしても、自陣の勢力拡大は全ての当事者が狙っている事でしょう。残念ながら、パワー同士の衝突は、激しくはなっても収束する事は考えられないのです。

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