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2021年9月20日 (月)

3986 食品ロスを考える

食品ロスは、この国だけでも年間600万トンを超えるとのデータがあります。一人当りにすると、48kgにも相当する量です。ざっと言えば、食べられる食品の3割程度を生ごみとして廃棄している勘定です。深く考えずとも、食品が私たちの食卓に並ぶまでには、多くの人々が関わり多くのエネルギーを費やしている事は自明でしょう。
エネルギーだけを見ても、農家での耕作や収穫に使う農業機械のエネルギー、肥料や農薬を製造するエネルギー、家畜の飼料を作り運ぶためのエネルギー、出来た農産物を冷凍(冷蔵)するエネルギー、それを運んで流通させるためのエネルギー、家庭で食品を保冷するためのエネルギー、それを調理するためのエネルギー、食べ残しや生ごみを集めるためのエネルギー、そしてそれを焼却処理ためのエネルギー、灰を埋め立てるためのエネルギーなどなどです。つまり、これらのエネルギーの3割は、無為に消費されているとも言えるのです。
簡単な暗算程度ですが、上で述べた食糧供給に関わるエネルギーだけでも、たぶん国内の消費エネルギーの内10%は軽く上回っていると見ています。という事は、もし食品ロスを無くす事が出来るなら、この国の消費エネルギーの4-5%は、黙っていても削減できる計算です。温暖化の主たる原因となっている化石燃料の消費を減らさなければならない昨今、先ずは食品ロスを無くす事から始めてはどうでしょう。それでなくとも、世界には日々の食料にも事欠く人々や難民が数多くいる事に思いを馳せなければならないでしょう。今日は短く。

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