« 3978 コロナとの共存 | トップページ | 3980 縄文の暮らし »

2021年9月 9日 (木)

3979 広い意味での環境問題

このブログは、投稿者が技術屋から環境人間として、完全に脱皮した頃(15年余り前)から書き始めました。4000題ほど書き進めて思う事は、「環境」という概念のだだっ広さです。かつて環境問題と言えば、公害に代表される様なローカルな環境に着目し、その悪化だけが問題にされたのでした。川や湾内にとどまっていた水質汚濁や工業地帯や幹線道路沿いだけに限られていた大気汚染も、やがては海洋全体の汚染や地球を取り巻く大気圏全体の問題に広がってきたのでした。つまり、環境は水や大気や土壌で繋がっている地球全体として捉えるべきだと言うしかないのです。それどころか最近は、無計画に打ち上げられ、その後用済みになった無数の人工衛星やその破片が「宇宙ゴミ」として宇宙空間を汚染しても居るのです。
最近そこに新たな環境問題が加わった様な気がします。それは、地球上の生物を取り巻く、細菌(微生物)環境です、ウィルスが「生物か否か」については、議論がありますが、ここではそれも含めて考えます。細菌やウィルスなどが、ある地域だけに限定される「風土病」である間は、確かにローカルな問題にとどまりますが、それが黒死病(ペスト)やスペイン風邪や今回のCOVID-19の様に、人流によって世界各地に拡散してしまうと、これは新たな環境問題として浮上したと考えるしかありません。人々の接触や、もしかすると空気(エアロゾル)感染によって広がるパンデミックも、やはり人類や種々の生物を取り巻く一つの「環境要素」に他ならないでしょう。
今は、日常目にする人同士の感染や身近な動物達への感染程度しか問題にはなっていませんが、例えばある種の樹木や農作物を壊滅させる様な、新たな病原菌(やウィルス)や未知の微生物が、新たな環境問題としてクローズアップされないとは断言できないでしょう。何しろウィルスは、あらゆる生物の細胞(遺伝子)に取り付いて、自己増殖を繰り返す中で、自らも変異を繰り返しながら、宿主に病変を起こし、最悪の場合にはこれを死に至らしめるのです。
投稿者、環境を深く考える中で、環境問題とは単に温暖化や廃棄物処理の問題に留まらず、それそこそ範囲を限定できない、しかも底も見えない膨大な問題群の集まりに見えて来たのでした。その軽減のためには、どうやら特に私たち人類は、その活動を出来るだけ縮小し、「環境が許す範囲内」で、ひっそりと暮らしていくしかない様なのです。何度も書きますが、それは決して物質的満足に依拠するものではなく、主として精神的満足感で完結できる様な生活スタイルになるのでしょう。
間違いなく

|

« 3978 コロナとの共存 | トップページ | 3980 縄文の暮らし »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 3978 コロナとの共存 | トップページ | 3980 縄文の暮らし »